<浜松開誠館 新しい景色へ(12)>
第101回全国高校サッカー選手権が28日に開幕する。4年ぶり2度目の出場で全国初勝利を目指す浜松開誠館(静岡)は、31日の2回戦で大津(熊本)と対戦(埼玉・浦和駒場スタジアム、午後2時10分)。日刊スポーツ静岡版では「浜松開誠館 新しい景色へ」と題して、チームの顔触れを連載する。
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MF林雄琉(3年)はダイナミックなプレーで沸かせる。身長は163センチ。登録メンバー30人の中でも最も小柄だが、プレーは大胆だ。「自分が得意なプレーはドリブルで仕掛けてチャンスを作ること」。中学時代から磨いてきたドリブルで相手を翻弄(ほんろう)し、ゴールに迫る。ポジショニングとキレのある動きでフィジカル面をカバーするスタイルを身につけた。
憧れの選手は神戸MFアンドレス・イニエスタ(38)。元スペイン代表の動画を見てプレーを研究し、日々の練習から実践してきた。県選手権では2試合で途中出場。目に見える結果を残せなかっただけに、全国大会に懸ける思いは強い。目標はスタメンでピッチに立ち、得意のドリブルで得点に絡むこと。林は「試合に出られるチャンスがあれば自分のプレーを出して勝利に貢献したい」とイメージを膨らませている。【神谷亮磨】
◆林雄琉(はやし・たける)2004年(平16)9月24日、神奈川県生まれ。小1から関谷SC(神奈川)でサッカーを始め、中学時代はエスポルチ藤沢でプレー。家族は両親、弟。163センチ、55キロ。右利き。血液型O。
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正確なプレーでチームを安定させる。MF高木亮(3年)の役目は試合をコントロールし、攻撃のテンポを生み出すことだ。得意なポジションはトップ下やボランチ。ピッチの中央で自身の武器を発揮する。積極的にボールを受け、パスで味方を生かしながら自身も生かされる。キープ力も特徴の1つで「ボールをしっかりと持ちながら、人と人をつなぐプレーが得意」と自信を見せる。
5月の県総体までは試合に絡む機会も多かった。だが、右足首外側靱帯(じんたい)を負傷し、1カ月以上の長期離脱を余儀なくされた。復帰後は出場機会が激減。「悔しい気持ちがあるので見返したい」と先発定着を目標に掲げる。卒業後は地元岐阜県で就職する予定だという。今大会を最後に選手としての区切りをつける高木は「悔いが残らないように自分の全てを出し切りたい」と力を込めた。
◆高木亮(たかぎ・りょう)2004年(平16)10月20日、岐阜県生まれ。小4から翼SCレインボー垂井でサッカーを始め、中学3年まで同チームでプレー。家族は両親、兄、弟2人。174センチ、63キロ。右利き。血液型AB。