<浜松開誠館 新しい景色へ(16)>
全国高校サッカー選手権に4年ぶり2度目の出場で全国初勝利を目指す浜松開誠館(静岡)は、31日の2回戦で大津(熊本)と対戦(埼玉・浦和駒場スタジアム、午後2時10分)。日刊スポーツ静岡版では「浜松開誠館 新しい景色へ」と題して、チームの顔触れを紹介する。
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DF窪田佑介(1年)も期待のルーキーだ。メンバー外だった県選手権後に登録メンバーに入った。トップチームでの公式戦出場はないが、ポテンシャルは高い。1年生ながら、身長180センチ。「高さを生かしたヘディングでは誰にも負けたくない」と空中戦に自信を持っている。体の強さも特徴で、3バックでは全てのポジションをこなせる。
サッカーを始めた小学校からDF一筋。チームのために体を張ってゴールを死守することにやりがいを感じてきた。中学までは地元東京でプレー。「レベルの高い選手が多い静岡で勝負したかった」と同校への進学を決意した。1年生で全国大会を経験し、さらなる成長につなげる。窪田は「いろんなものを吸収できるチャンス。まずはチームのためにできることをやって、自分の経験値を上げたい」と意気込んだ。
◆窪田佑介(くぼた・ゆうすけ)2006年(平18)10月24日、東京都生まれ。小1から戸山SC(東京)でサッカーを始め、中学時代はFC千代田U-15(東京)でプレー。家族は両親、兄。180センチ、68キロ。右利き。
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MF森下太陽(1年)は同校の次代を担う司令塔として期待されている。本職はボランチ。落ち着いたプレーで試合をコントロールする。積極的にボールを受けてリズムを作るタイプで「チャンスメークすることが自分の仕事だと思う」。県選手権ではスタンドでチームを応援する立場だったが、全国大会から登録メンバーに滑り込んだ。
今月中旬に行われたプレミアリーグプレーオフの昌平(埼玉)戦でトップチームデビュー。「緊張はしなかった」と途中出場で堂々とプレーした。全国選手権でも流れを変えるキーマンとして出場する可能性はある。森下は「1年生で大舞台を経験させてもらえるのは今後につながると思う」。
強豪校が集う大会を成長する場と位置付けて臨む。「出場するチャンスをもらえたら自分のプレーを思い切り出したい」と力を込めた。
◆森下太陽(もりした・たいよう)2007年(平19)2月22日、磐田市出身。小2から磐田第一JFSSでサッカーを始め、中学時代は浜松開誠館中でプレー。家族は両親、弟。妹2人。175センチ、64キロ。右利き。血液型B。
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FW橘風芽(ふうが、1年)は献身的なプレーをモットーにしている。「自分の武器はとにかく走って、ハードワークをすること」。来年以降のエース候補は、目に見える結果だけでなく、前線からの献身的な守備も怠らない。最後まで走りきる体力が特徴の1つで、持久力もチームトップクラス。体力テストのシャトルランでは満点の125回を余裕を持って達成できるほどだ。
今季のプリンスリーグ東海では6試合で途中出場。だが、無得点に終わった。県選手権はメンバー入りできず、スタンドで応援。橘は「先輩たちのおかげで全国に出場することができた。見習うことを整理して自分の力に変えたい」。自身の課題はゴール前での迫力。全国では「まず守備で貢献して、1度のチャンスを確実に決めたい」と決意を示した。【神谷亮磨】
◆橘風芽(たちばな・ふうが)2007年(平19)1月4日、浜松市生まれ。小1から芳川SSSでサッカーを始め、中学時代は浜松開誠館中でプレー。家族は両親、姉。175センチ、62キロ。右利き。血液型B。