【高校サッカー】柏内定の日体大柏オウイエ、決勝の大会初ゴール「ここからノリに乗って得点王」

日体大柏対飯塚 前半、ゴールを決め祝福される日体大柏・オウイエ(手前)(撮影・鈴木正人)

<全国高校サッカー選手権:日体大柏1-0飯塚>◇3回戦◇2日◇柏の葉

J1柏レイソル加入が内定している日体大柏(千葉)のFWオウイエ・ウイリアム(3年)が、大会1得点目を決めた。

0-0の前半20分。相手の最終ラインでのパスミスをカット。ドリブルで持ち込み、ペナルティーエリア手前の中央から、利き足の左でカーブをかけたグラウンダーのシュート。ゴール左へ、先制点をマークした。

結果的にこれが決勝点。初出場のチームを準々決勝へ導いた。オウイエは「チャンスは1本来ると思っていた。ここからノリに乗って、得点王を目指したい。あと3試合。どこかでハットトリックを取って、6点ぐらい取りたい」。どでかい夢を打ち上げた。

サイズも規格外。背番号15のユニホームは「一番大きなサイズがそれだったので…(笑い)」と泣く泣く選んだもの。「自分は2XLぐらいですね」。ナイジェリア人の父、日本人の母の間に生まれ、身長190センチと体格に恵まれた。

中学時代は川崎フロンターレU-15に所属していたこともあり、高身長ながら、足元の技術も秀でている。今大会の注目選手の1人。

憧れの選手はフランス代表FWエムバペ(パリ・サンジェルマン)、サウジアラビアのアルナスルに加入が決まったポルトガル代表FWロナウド。ナイジェリアには行ったことはないという将来性豊かな逸材は「Jリーグで活躍して、W杯でチームを優勝させる選手になりたい」と大きな野望を口にした。

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