【高校サッカー】岡山学芸館が初の4強「支えてくれた人に感謝」攻撃力光るシュート16本

佐野日大対岡山学芸館 後半、ゴールを決めた岡山学芸館・今井(左)(撮影・江口和貴)

<全国高校サッカー選手権:岡山学芸館4-0佐野日大>◇準々決勝◇4日◇等々力

岡山学芸館が、初のベスト4に進出した。

前半12分に先制。田口裕真(2年)が、右サイドからのクロスのこぼれ球をペナルティーエリア手前の中央からダイレクトでシュート。バウンドの難しいボールを浮かさず、左足で抑えた軌道はGKの手前で大きくワンバウンド。豪快に、ネットを揺らした。試合開始から効果的なクロスを多めに仕かけ、前半はシュート7本。対する佐野日大はシュート1本。岡山学芸館が、前半を1-0で折り返した。

後半に入っても、岡山学芸館の攻撃力が光った。1-0の後半13分には、デザインしたセットプレーで追加点。左CKからショートコーナーを展開。細かくつなぎ、ペナルティーエリア内の左に進入。シュート性のクロスをGKが、はじいたところをFW今井拓人(3年)が詰めた。2-0の同32分は、右サイドで攻撃を展開。佐野日大の守備陣が寄ってきたところで、左へ運び、同32分に途中出場のMF木下瑠己(るき、2年)が、ファーストタッチでゴール右へ流し込んだ。3-0の同ロスタイムには、PKを獲得。FW田辺望(2年)が、ゴール右へ決めた。

結果的に4-0の快勝。岡山学芸館はシュート16本を放ち、佐野日大を2本のシュートに抑えた。高原良明監督は「OB、支えてくれた人に感謝したい。チーム一丸となって、いい準備をしたい」とかみしめた。