今季から悲願のJ3に昇格したFC大阪が11日、東大阪市内で始動した。Jリーグクラブとして歴史的第1歩を踏み出した。
昨季はJFLで2位となり、優勝した奈良クラブとともに、今季からJリーグに昇格。ガンバ大阪、セレッソ大阪に続く、大阪3番目のJクラブになった。
ラグビーの街・東大阪市がホームタウン。本拠地はその聖地、花園ラグビー場になる。クラブ哲学は「すべては勝利と感動のために」で、今季のスローガンは「挑戦」。
今季から就任した志垣良監督(42)は「ラグビーの街で、球技に親しんできた街でもあるので、サッカーでも発信できれば」と抱負を語った。
この日午前、本拠地で始動式を開き、近藤祐輔社長(36)が「2025年のJ1昇格を目指す」と目標を掲げた。その青写真でいけばJ3、J2とも1年で通過しないといけない。
志垣監督は「我々はJリーグで(J1、J2、J3の合計で)60番目のクラブ」と最後尾からのスタートを強調し「みんなで目標に向かい、1試合1試合成長していけば、J1につながっていく。常に我々からアクションを起こす、躍動感あるサッカーを目指したい」と所信表明した。
東福岡高卒の志垣監督は、かつて名古屋グランパスで通訳兼コーチなどを務めた経験がある。昨季は低迷していたJ3ヴァンラーレ八戸を6月から率い、最終的に10位に浮上させた実績がある。
チームはこの日午後1時、本拠地に隣接する花園中央公園多目的球技広場で、Jクラブとして初の全体練習を行った。数十人のサポーターが見学に訪れ、主将を2年連続で務めるDF坂本修佑(29)は「東大阪はラグビーの街という認知があり、僕らもリスペクトしながら、うまく(サッカーで)まじわっていきたい」と意気込んだ。
今季のJ3は、全20クラブによる2回戦総当たりの38試合を行う。FC大阪の開幕戦は3月4日か5日に、鹿児島ユナイテッドとアウェーで対戦することが決まっている。開幕に向け、1月30日から2月4日まで和歌山キャンプを行う。