サガン鳥栖は11日、佐賀・鳥栖市内で新加入選手記者会見を行った。新加入15人中、20歳前後が9人。若手中心の補強の中で、期待される高円宮杯U18プレミアリーグの日本一メンバーのDF大里皇馬、DF竹内諒太郎、MF坂井駿也、MF楢原慶輝(ともに18)が新風を注ぎ込む。
鳥栖ユースは昨年12月、高校年代最高峰のプレミアリーグ東地区と西地区の王者が日本一を争うファイナルに臨み、川崎ユースに3-2で競り勝ち、初優勝を果たした。
その主力4人が一気にトップチームに昇格して、就任2年目の川井健太監督(41)は「期待しかない。いい化学反応を起こしてくれると思います」と話す。竹内は「ユースで培ったチームの勝利のために戦う姿勢だったり、左足のキック、身長を生かしたヘディングが長所。シーズンを通して成長することを一番に考えて、鳥栖の勝利に貢献できる選手になりたい」と意気込んだ。
一方で、チームメートだったU19日本代表MF福井太智は、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンに完全移籍した。4人は刺激を受けて、糧にするつもりだ。
鳥栖は毎年オフに主力を引き抜かれる。今季もFW垣田裕暉、FW宮代大聖、MF小泉慶、DFジエゴら多くの攻守の要が去った。
新旧融合で、新たなチーム戦力は未知数ではある。ただ、川井監督は「現段階で(キーマンは)いない。横一線」とし、チャンスは全員にある。近年、若手の躍進が著しい鳥栖にあって、将来を担う生え抜きの有望株にも期待がかかる。【菊川光一】