磐田東13年ぶり4強 頼れる主将瀧井空が2発、2度追いつき逆転「みんなで修正して戦えた」

後半30分に勝ち越し、喜びを分かち合う磐田東の選手たち。右から3人目が決勝点を挙げたMF瀧井

<高校新人サッカー静岡県大会:磐田東3-2藤枝明誠>◇22日◇準々決勝◇静岡・草薙陸上競技場ほか

4強が出そろった。磐田東は3-2で藤枝明誠に逆転勝ちし、2010年以来13年ぶりのベスト4進出を決めた。MF瀧井空(2年)が2得点。2度の追う展開をはね返し、浜松開誠館との3回戦に続き、2試合連続でプリンスリーグ東海所属の格上を連破した。準決勝は28日行われる。

取られても食らいつき、最後は勝ちきった。磐田東は前半7分に失点。同31分にMF瀧井の1点目で試合を振りだしに戻すも、後半に再び勝ち越された。山田智章監督(58)は「失点しても慌てる様子はなかった」。ピッチ上で選手同士が話し合いながら切り替えると、一気にたたみかけた。

同28分に左サイドを崩し、MF伊藤悠陽(1年)が同点弾。再び左サイドを崩すと、クロスを瀧井が頭で合わせて逆転した。同点からわずか2分後に決勝点。頼れる主将の2発で勝利をもぎ取った。瀧井は今大会5点目で「悪いところをみんなで修正して戦えた。すごくうれしかった」とチームでの勝利を強調した。

昨年は県総体で17年ぶり2度目の優勝を飾った。だが、全国総体は部員にコロナ陽性者が出たことで出場を辞退。全国大会の「出場」はかなわなかった。リベンジを誓って臨んだ県選手権も決勝トーナメント1回戦で浜名に0-1で惜敗。「夏の王者」という見えない重圧が選手に重くのしかかっていた。

山田監督は「静岡を勝ったということが重荷になっていた。勝たせてあげられなかったのは監督の責任」。前チームから主力の瀧井は昨年の悔しさを知る選手の1人。今年は主将に指名され、チームを引っ張る立場になった。「今年こそは全国に磐田東のプレーを見せたい。新人戦で優勝して、総体と選手権につなげたい」と意気込んだ。目標の県制覇を成し遂げ、コロナ禍に翻弄(ほんろう)された昨年の悔しさを晴らすつもりだ。【神谷亮磨】