プロ5年目を迎える若き技巧派レフティーが、J2モンテディオ山形の中盤を厚くする。ベガルタ仙台から完全移籍で加入したMF田中渉(22)は、ボランチとトップ下でレギュラー争いに挑む。昨季、期限付き移籍していた山口では、キャリアハイの38試合に出場して5得点3アシスト。山形1年目の今季は得点、アシストで「15得点以上」を掲げ、J1昇格の原動力になる。
田中が山形の中盤に新風を吹き込む。19年に高卒で入団した仙台では出番が限られたが、21年夏から昨年まで山口で武者修行。昨季は主力として38試合に出場し、5得点3アシストの活躍を見せた。「試合に多く出させてもらって成長できたので、すごく充実したシーズンだった」。さらなる飛躍を遂げるために今季は「得点、アシストで15得点以上に絡みたい」。自らに高いハードルを設定する。
左足から繰り出す正確なキックが最大の武器で、パンチ力のあるミドルシュートや意表を突いたスルーパスも魅力だ。キャンプ期間は主にボランチでプレーしているが、トップ下での出場も視野に入れる。「どこで出ても得点、アシストにこだわりたい」。目に見える結果で勝利に貢献する。
ピーター・クラモフスキー監督(44)が目指す主導権を握りながらゴールに迫る攻撃サッカーは、細かなポジショニングが要求される。チームメートとの連係面は向上してきたが「まだまだポジショニングで改善しないといけない」と田中。そんな中、チームには仙台と山口で監督だった渡辺晋コーチ(49)が在籍しており、「自分のことを分かってくれているので、ありがたいです」と頼りにしているという。
18日の甲府との開幕戦(JITス)まで残り5日となった。田中は「あっという間という気持ちがありますし、チームとしても徐々にコンディションが上がってきているので、開幕戦が楽しみです」。攻撃のスイッチを入れ、ピッチ上で違いを生む。【山田愛斗】