【熊本】2年連続ドロースタート「テンポが上がらず」も新旧融合の新生チームで意地見せる

大木武監督(2022年11月13日撮影)

<明治安田生命J2:栃木1-1熊本>◇第1節◇19日◇カンセキ

昨季4位のロアッソ熊本は、2年連続ドロースタートとなった。

試合後に数的不利で引き分けた難しさを問われ、大木武監督(61)は「そんなことはない」と語気を強めた。だが、試合を振り返り「テンポが上がらず、やりたいことが出来なくなった。(具体的には)ボールを持って、仕掛けてというとこです」と反省した。

前半は、ハイプレスを武器に主導権を握りながら、シュートが2度ポストに当たるなどの不運もあり0-0で折り返し。

だが、後半23分に先制した。新加入のFW石川大地(26)が、MF竹本雄飛(25)の左クロスを、ゴール前で合わせて決めた。

ただ、大ピンチをしのげなかった。後半37分、栃木SCから新加入のFW松岡瑠夢(24)が、イエローカード2回で退場。その後、パワープレーで何度も押し込まれ、同ロスタイム1分にCKから同点に追いつかれた。

昨季、チームはプレーオフ決定戦で、京都サンガFCと引き分けJ1初昇格を逃した。

だが一方で、快進撃の立役者が草刈り場となり、FW高橋利樹(浦和)、MF河原創(鳥栖)、MF杉山直宏(G大阪)、MF坂本亘基(横浜FC)、DF菅田真啓(仙台)ら多くの主力が完全移籍でクラブを出た。

今季は、新加入12選手(大卒5人、ユース昇格1人)を加えた29人でスタートした。メンバーがかなり入れ替わり、就任4年目の大木監督も「やってみないと分かりません」という未知の部分があった。

それでも、日本代表コーチも務めた「大木マジック」の下、新旧融合の新生チームで意地は見せた。【菊川光一】