新たなステージへ突き進む。J3福島ユナイテッドが21日、福島市内で結団式を行った。
元日本代表で就任2年目の服部年宏監督(49)は自治体、スポンサー関係者らの前で「J2昇格」を宣言。J1で活躍したMF宮崎智彦(36)、FW古林将太(31)の両ベテラン含む新入団9選手もお披露目された。「一心一積(いっしんいっせき)」のチームスローガンのもと、Jリーグ参入10年目でJ2昇格を勝ち取る。
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福島が新たな歴史をつくる。J2クラブライセンスを取得後、初めて迎える新シーズン。結団式でマイクの前に立った服部監督は「今年のチームの目標は昇格。昇格争いに関わり続けること。昨季は勝ち点をうまく積み上げられなかった。今年は昨年以上に勝利、結果にこだわって戦っていきたい」と所信表明した。過去最高成績は21年の5位。昇格ラインの2位以内に照準を合わせて38試合を戦う。
昨季は悔しい1年となった。開幕7戦無敗(4勝3分け)、10試合を終えて5勝4分け1敗と好スタートを切った。しかし、リーグ中盤から徐々に失速し、優勝争いからは早々と脱落。最終成績は11勝9分け14敗の11位で、昇格した1位いわきに勝ち点34、2位藤枝に同25差をつけられた。
今年こその思いは強い。チーム始動から6週間。宮崎、古林と経験豊富なベテランと期待の若手も加わり、服部監督は「昨年の同時期と比べて、順調に進んでいる」とチーム作りに手応えを示す。主将のGK山本海人(37)は「昨季は11勝、ホームでは6勝という成績でした。少しでも多くの勝利を皆さんと一緒に喜びを分かち合いたい。その先に昇格、優勝というものが手に届くところに必ず来る」。まずは今治との開幕戦(3月5日、里山S)を制し、昨季を超える白星を重ねていく。
チームスローガン「一心一積」には「クラブに関わるすべての人と心をひとつにして、これまで積み上げてきた歴史を糧に、J2昇格を果たして新たな歴史をつくる」という思いが込められている。Jリーグ参入10年目の節目に悲願の昇格を成し遂げる。【山田愛斗】
<新加入9人コメント>
▼GKファンティーニ燦(24)「去年1年、J2で経験したことをこのチームに還元し、みんなで一緒にJ2に昇格したい」
▼DF鈴直樹(22)「今年はたくさんの試合に出場してJ2昇格に貢献したい」
▼DF宝納拓斗(18)「最年少なので、経験を多く積んでいる先輩方のプレーを学び、1試合でも早く勝利に貢献したい」
▼MF宮崎智彦(36)「年齢はだいぶ重ねてますが、ひと回り以上離れている若い子たちに負けないように頑張っていきたい」
▼MF粟野健翔(22)「チームのためにひたむきにプレーする姿を見てもらいたい」
▼FW古林将太(31)「FW登録なので、今年はいっぱい点を取れるように頑張りたい」
▼FW塩浜遼(22)「チームの勝利に貢献できるように全力で戦いたい」
▼FW城定幹大(22)「『じょうじょう』という名前は覚えてもらいやすいと思うが、プレー面でも早く覚えてもらえるように全力でプレーしたい」
▼FW三木直土(21)「自分はFWなので、ゴール、アシストだったり、目に見える結果で貢献したい」