<明治安田生命J1:札幌1-3神戸>◇第2節◇25日◇札幌ド
北海道コンサドーレ札幌ペトロビッチ監督(65)が神戸戦でJ1歴代最多タイとなる通算524試合目の指揮を執った。前日本代表監督の西野朗氏(67)の記録に並んだ。試合は1-3で敗れたが、広島、浦和、札幌を率いてきたJリーグ18年目の名将が、金字塔を打ち立てた。
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ペトロビッチ監督はおちゃめな人だ。65歳の誕生日だった22年10月18日。紅白戦を見守っていた。試合中、ゴール前でハンドかどうかの場面があった。立ち上がると座っていたクッションを両手で持った。主審を務めていたMF小野伸二が駆け寄る。そして一緒にクッションを見つめ始めた。まるでモニターで判定を確認するように…“オンフィールドレビュー”だ。こんなに場を和ませられる指揮官がいるだろうか。
ミシャさんと私は「ダイジョーブ」「サムイ(寒い)」「ハワイ(暑い)」の三語で会話ができている(と思っている)。朝のあいさつでテンション高めに「ダイジョーブ?(元気?)」と聞かれると笑顔になる。大胆でポジティブに見えて、繊細で心配りが細やかで慎重派と感じる。サッカーで「攻撃は最大の防御」を掲げつつ、緻密で計算された戦術で仕かける。長く第一線で指揮を執れる秘訣(ひけつ)は、そんな性格もプラスに働いているようだ。
18年の就任当時は「1日に吸うたばこの本数は多くないですよ。40本くらいかな」と話す愛煙家だったが、ここ数年は加熱式たばこを愛用している。胃の調子が悪かった昨年は、毎日飲んでいたエスプレッソコーヒーからミルク入りに変えて、胃をいたわる姿があった。。65歳。健康に気をつけながら、いつまでも元気に采配を振って欲しい。【札幌担当=保坂果那】
◆ペトロビッチ 1957年10月18日、セルビア生まれ、オーストリア国籍。現役時代はユーゴスラビア代表などで活躍し、93年引退。自身もプレーしたグラーツ(オーストリア)ほかで指導し、Jリーグでは06~11年広島、12~17年途中まで浦和、18年から札幌を指揮。愛称はミシャ。家族は妻と2女。