【藤枝】超攻撃的サッカーで圧倒「J2でもやってやるという気持ち」連勝で開幕ダッシュ成功

開幕2連勝を飾り、サポーターを背に記念撮影する藤枝の選手とスタッフら

<明治安田生命J2:藤枝2-0長崎>◇第2節◇25日◇藤枝サ

藤枝MYFCが実力で2連勝を飾った。ホーム開幕戦はV・ファーレン長崎に2-0。後半にFW渡辺りょう(26)が2試合連続ゴールで先制点を挙げると、カウンターからMF久保藤次郎(23)の今季初ゴールで追加点を奪った。守備陣も2018年にJ1を経験している難敵を抑え、今季初完封。クラブ史上初となるJ2でも超攻撃的サッカーを体現し、開幕ダッシュに成功した。

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下馬評を覆すには十分すぎる快勝だった。2点リードで迎えたロスタイム。残り1分を切った最終盤でもカウンターから決定機を作った。最後まで攻め抜く。超攻撃的サッカーを貫いて歓喜の瞬間を迎えた。J2初挑戦で開幕2連勝。前評判で下位予想されていた藤枝が暫定ながら首位を死守した。自慢の攻撃は2戦5得点。須藤大輔監督(45)は「J1を経験している相手に勝てて自信につながる」と誇らしげだった。

口火を切ったのはエースだった。後半10分、左サイドを崩すと、クロスをFW渡辺が右足ダイレクトでネットを揺らした。「決めるイメージを共有できていた」。複数人が絡みながら崩しきる理想の1発。23日に一般女性との結婚を発表し、新妻にささげる公約通りのゴールで勢いづけた。

同35分にはカウンターからMF久保が右足で追加点。押し込まれていた悪い流れを断ち切る今季初ゴールで勝負を決定付けた。久保は「『勝っちゃった』じゃなく『してやった』という気持ち」。MF横山暁之(25)も「これが藤枝のサッカーです」と誇示した。

J3時代には「内容はよくても勝てないクラブ」と冷やかされることも少なくなかった。それでも、見る人を魅了する攻撃的なスタイルを続けた。普段の練習から細部にこだわり、球際でも負けない厳しさも鍛えてきた。須藤監督は「なにクソという思いでやってきた。J2でもやってやるという気持ちでいる」。偶然ではなく、日々の積み重ねと実力で勝ち取った2連勝。藤枝がJ2に新風を吹き込んでいる。【神谷亮磨】