【町田】池田樹雷人が黒田剛監督に初勝利プレゼント弾で恩返し 雷のごとく歓声とどろかせた

J2町田対群馬 就任後初勝利を収め、選手たちをねぎらう町田の黒田監督(左から3人目)(撮影・磯綾乃)

<明治安田生命J2:町田2-0群馬>◇26日◇第2節◇Gスタ

町田ゼルビアDF池田樹雷人(じゅらと、26)が決勝ゴールを決め、本拠地にサポーターの歓声をとどろかせた。

0-0の前半38分、コーナーキックに豪快なヘディングで合わせ、チームに今季初ゴールをもたらした。「合わせるだけだった。持ち味なので、自信を持って飛び込んだ。勝利につながるゴールをとれたのはうれしいです」。チームは後半39分に、DF翁長聖(28)が敵陣左深くから技ありのフリーキックを直接決めて追加点。チームは今季初勝利を挙げ、黒田剛監督(52)にとっても記念の初白星となった。

池田はJ2ブラウブリッツ秋田から今季完全移籍で加入。黒田監督が希望していた選手でもあった。指揮官は「(自身が率いた)青森山田じゃないですけど、ボール際の強さ、空中戦、リスタートに強いセンターバックが必要だということでチョイスしてくれた。チームを作る上で欠かせない存在です」と信頼を置く。

名前の「樹雷人」の由来は、生まれたときに雷が鳴っていたから。活躍を続けて、自身の名もとどろかせたい。