【いわき】J2初勝利お預け 「常磐線ダービー」で水戸に2度追いつく粘り見せドロー

水戸対いわき 後半、同点ゴールを決めるいわきFW有田(撮影・山田愛斗)

<明治安田生命J2:水戸2-2いわき>◇第2節◇26日◇Ksスタ

昇格初年度のいわきFCは2度追いついて、水戸ホーリーホックと2-2で引き分けた。J2で初めて獲得した勝ち点を次戦以降につなげる。

いわきが隣県対決となった水戸との「常磐線ダービー」で、J2初の勝ち点をつかんだ。初勝利はお預けも、アウェーで2度追いつく粘りを見せ、勝ち点1を積み上げた。村主博正監督(46)は「昨年(のJ3)と違って、J2の舞台で勝ち点を取るのは『そんなに簡単ではない』と思い知らされたゲームだった」と総括。それでも、最後まで逆転ゴールを狙い続けた姿勢に「選手たちは今日あるすべての力を出し切ったと思う」とたたえた。

エースが1本中の1本で同点弾を沈めた。1-2の後半29分、左FKを中央のDF遠藤凌(24)が頭でそらし、最後は大外のFW有田稜(23)がバックステップを踏みながら左足ボレー。「決められる自信があった」と、この日放った唯一のシュートで仕留めた。「これから戦っていく中でチャンスは多くないですし、ワンチャンスを絶対にものにしないといけない。自分の強みが出たと思う」。開幕2試合目でJ2初ゴールをゲットした。

有田は昨季のJ3で大卒ルーキーながら得点王、最優秀選手賞(MVP)、ベストイレブンの「個人3冠」に輝いた。満を持して臨んだ18日の藤枝との開幕戦は「ふがいなかった」と前半終了後に途中交代。チームも2-3で惜敗した。「正直、個人としての内容は(今日も)良くなくて代えられるなと思ったが、グリさん(村主監督)が信じて90分間使ってくれて結果を残せた」。練習試合を含めてフル出場は今季初。この日は起用に応えてみせた。

いわきと水戸はJR常磐線の始発駅という共通点があり、各駅停車での所要時間は試合と同じ90分ほどだ。「常磐線ダービー」で獲得した勝ち点1を、3月5日のホーム山口戦につなげ、次の90分でJ2初勝利を成し遂げる。【山田愛斗】