<YBCルヴァン杯:C大阪1-0東京>◇1次リーグ◇8日◇ヨドコウ
リーグ開幕から1分け2敗と出遅れたセレッソ大阪が、公式戦4試合目で今季初勝利を挙げた。
C大阪が公式戦に勝つのは、昨年9月25日の浦和レッズとのルヴァン杯準決勝第2戦以来、年をまたいで実に10試合ぶり。長い冬がようやく明けた。
昨年もルヴァン杯で活躍したDF舩木翔(24)はこの日、先発に抜てきされた。リーグ戦ではDF山中の控えという序列だが、左サイドバックで攻守に躍動。後半の絶体絶命の失点危機も体を張った。
「ジン(GKキム・ジンヒョン)さん、(DF松田)陸君ら、1人1人が守備で頑張っていた。苦しい時間も、みんなで乗り越えられた」
不動の右サイドバックだったDF松田陸(31)も今季は、DF毎熊の台頭でリーグ戦では開幕から出番がなかった。待望の今季初出場に豊富な運動量で絡み、毎熊とは違った魅力を改めてアピールした。
「(試合に出られない)自分へのふがいなさが一番強かった。私情は置いておき、チームのためにどうすればいいか考えた。結果が求められた状況で、チャンスをもらい、勝ちたかった」
新加入のブラジル人FWカピシャーバ(26)は、後半途中からJリーグ公式戦デビューを飾った。迎えた後半41分、FWレオ・セアラ(28)のパスから決勝点をたたきだした。
「自分は故障明けで、支えてくれたスタッフに感謝したい。勝利のために走り続けることができてうれしい」
今冬の高校選手権で東山の主力として準優勝したMF阪田澪哉(18)は、公式戦で初めてベンチ入り。「勝ったことでリーグ戦につながる。1勝したのは大きい」と喜びつつ、出場機会がなかったことに「悔しいと思えたのは、よかったこと」と振り返った。
今季のC大阪は、欧州から復帰したMF香川真司(33)の存在が目立つものの、控えの奮起はチームの伝統になりつつある。昨年はリーグ戦5位に入り、選手層の厚くなった今季はどこまで飛躍できるか。
この日はDF進藤亮佑(26)やMF喜田陽(22)らも先発で勝利に貢献し、改めてC大阪の底力を証明することになった。