<高円宮杯U-18サッカープリンスリーグ東海:清水ユース8-0名古屋U-18B>◇15日◇第3節◇清水J-STEPほか
前半はお祭り騒ぎだった。清水ユースは同4分、右CKからファーサイドに飛び込んだ仲野が右足で押し込み、先制点。沢登正朗監督(53)も「セットプレーで取れたことが大きかった」と、圧勝劇につながる1発をたたえた。同9分にはMF小竹知恩(せあん、2年)の豪快ミドル弾で追加点。1度火が付いた攻撃陣の勢いは止まらなかった。
前線からの効果的なプレスがはまり、終始相手を圧倒した。5点リードで迎えた同39分にも仲野がこの日2点目をマーク。43分にはMF矢田龍之介(2年)が左足でネットを揺らした。前半は約6分半に1点のペースでゴールを量産。今季2戦3発の仲野は「自分たちの強みでもある積極的な守備から得点につなげられた」と胸を張った。
ただ、後半はわずか1得点。U-17日本代表の矢田は「自分も含めて全然だめだった」と反省しきりだった。前線からの守備に連動性を欠き、カウンターからピンチを招く場面も少なくなかった。前半と対照的な展開に、指揮官も「まだまだ」と手厳しかった。
試合後の選手らも、お祭りムードとは無縁だった。仲野は「もっとやらないといけない」と表情を引き締めた。とはいえ、今季は開幕から3戦負けなし(2勝1分け)。1年でのプレミアリーグ復帰に向けて上々のスタートを切った。沢登監督は「固めてくる相手を崩す成果は出てきている」と攻撃面で一定の手応えを口にする。圧勝にも浮かれず、課題と向き合う。清水ユースは試合内容も求めながら目標達成に突き進む。【神谷亮磨】