なでしこジャパンのINAC神戸DF守屋都弥(もりや・みやび、26)が20日、神戸市内で行われた公開練習後に取材に応じ、史上初めて実現するJ1リーグとWEリーグの同日同会場開催の試合に向けて「ヴィッセルさんの力をお借りして、少しでも盛り上げたい」と意気込んだ。
ゴールデンウイーク初日にあたる29日、ノエビアスタジアム神戸で午後2時からJ1リーグの神戸-湘南が行われ、そのまま同7時からWEリーグのINAC神戸-マイナビ仙台が開催される。
昨年4月にはJ2東京Vと日テレ・東京ベレーザが味スタで同日同会場開催を行ったが、J1とWEリーグのコラボは今回が初めて。
WEリーグ2連覇を狙うINAC神戸は現在2位だが、次節23日の結果次第では首位に浮上して、次々節の29日を迎える可能性があり、J1で首位を快走する神戸とともに、歴史的な一日になるかもしれない。
当日の神戸-湘南の観戦チケットがあれば、試合後も会場に残り、WEリーグの試合をそのまま観戦できる。男女のプロクラブが手を取り合い、ファン開拓に挑む。
守屋は「女子サッカーが目に見えて人気が上がってない分、私たちも神戸の力をお借りしたい。Jリーグの試合を見たお客さんが、どれだけWEリーグの試合に残ってくださるかがカギになる。首位同士で迎えられたらいいが、何よりも絶対に勝たないといけない」と抱負を語った。
INAC神戸の本拠地でもあるノエスタでは、1年目のリーグ開幕戦となった21年9月12日大宮戦の4123人が過去最多。クラブでは1万人動員を目指しており、守屋は「(会場に残ってもらった)神戸サポーターの方々に、INACの試合を見てよかったなと思ってもらいたい」と、Jリーグのファンも取り込んで2連覇への追い風にするつもりだ。
奈良県生まれの守屋は、JFAアカデミー福島からINAC神戸に入団。8年目を迎えた今季、2月の米国遠征で初めてなでしこジャパンに招集され、4月のポルトガルとの親善試合で代表デビュー。本来はサイドバックやセンターバックのDF登録だが、現在は右ウイングなど攻撃的な位置を担い、7月の女子W杯出場を目指している。