【新潟】高木善朗が7ヶ月ぶりホームピッチに復帰「プレー出来ることはやっぱりうれしい」

後半から出場し、パスを呼ぶ高木

<明治安田生命J1:新潟0-2鹿島>◇第9節◇23日◇デンカS

アルビレックス新潟はホームで鹿島アントラーズに0-2で完敗し、順位を前節の8位から10位に落とした。

前半3分に先制を許すと、同26分に追加点を奪われ、リーグ戦4連敗中の相手に主導権を渡した。今季初の連勝は逃したが、MF高木善朗(30)が約7ヵ月ぶりにホームスタジアムに復帰。2点を追う後半18分から投入されると広範囲を自由に動き、パスを引き出して攻撃にリズムを生みだした。

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高木が自由にピッチを動き回り、攻撃を活性化させた。「うしろに重く、テンポが良くなかった。中盤の選手が怖がらずにいいポジションを取るべきだと思っていたので、その辺を変えようと思ってピッチに入った」。後半18分から途中出場し、トップ下の伊藤涼太郎(25)と立ち位置を変えながら少ないタッチでパスを散らし、リズムを作った。2点を奪ってから自陣にベタ引きした相手守備を崩しきることはできなかったが「まだスタメンとプレーする機会は少ない。自分が入って少し違った面を見せていければ」と前を向く。

昨年9月18日のホームでのJ2水戸ホーリーホック戦で右膝前十字靱帯(じんたい)を損傷し、手術。長いリハビリを経験したが、家族のサポートはもちろん、サポーターからのメッセージが心の支えとなった。19日のルヴァンカップ1次リーグ・アウェー柏レイソル戦で戦列復帰し、臨んだこの日の試合。約7カ月ぶりのホームスタジアムの雰囲気、サポーターの声援に背中を押された。勝てなかった悔しさは残ったが「プレー出来ることはやっぱりうれしい。ここから期待に応えられように頑張っていきたい」。

次節29日は新潟に就任2年(20、21年)でパスサッカーを植え付けたアルベル監督(55)率いるFC東京とアウェーで対戦する。大けがからの復帰戦となったルヴァンカップ柏戦後、「また会えることを楽しみにしている」とメッセージをくれた恩師との初対決。「(アルベル監督に)しっかりといいプレーを見せ、東京に勝ちたい」と力を込めた。【小林忠】

○…0-2で折り返したハーフタイムに松橋監督は「前半はピッチに倒れているのはオレンジ色のユニホームを着ている選手だけだった」と選手に話したという。ホームでは3戦連続の複数失点を喫し、「(相手の)強度に耐えることが出来なかった」と厳しい表情で振り返った。