【浦和】大久保智明「最初の入りでガツン」酒井や興梠から強いメンタル注入 切り込み隊長担う

浦和大久保智明(2023年2月25日)

浦和レッズが3度目のアジア制覇をかけ、6日に埼玉スタジアムでアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦でアル・ヒラル(サウジアラビア)と対戦する。

チームは4日、さいたま市内で調整。プロ3年目のMF大久保智明(24)は、ベテランDF酒井宏樹、FW興梠慎三からの金言を胸に切り込み隊長役に立候補。「先制点を取れれば、後は埼スタが勝たせてくれる」と自信を見せた。

大久保は4月29日のアウェーでの決勝第1戦で、FW興梠の貴重なアウェーゴールの起点となった。中大からプロ入りし、初めて経験する決勝の大舞台。ワールドカップ(W杯)など数多くの大舞台を経験しているDF酒井からは「いつもより1・5倍勇気を持ってプレーしたら何でもうまくいくよ」とアドバイスされたという。第1戦は時間が進むにつれ「やれるんじゃないか」「意外とできる」と手応えを感じた。「僕自身も、強気に仕かけたからこそ抜ける場面があった」。

興梠からは強いメンタルを注入された。アウェーに行く前の練習で、若手が「この選手はW杯に出てる」と相手選手のことを話していたところ、興梠が「大したことない、そんな変わらん」とひと言。大久保は「そのメンタルが大事だなと思いました」とかみしめ、今は相手に臆する気持ちはない。

決勝当日は6万人の浦和サポーターが駆けつける。第1戦を終え1-1。相手は点を取りに攻撃的に来ることが予想されるが、大久保は「最初の入りで一発、ガツンと行って相手をビビらすことができれば。先制点もこだわって取れれば、あとは埼スタが勝たせてくれると思っている」と力強かった。

酒井、興梠の強いメンタルを受け継いだ大久保は「1対1の局面で勝つことで会場も盛り上がるしサポーターも勢いに乗る。僕は、突っ込み隊長ではないが、ガンガン行きたい」と切り込み隊長役を誓う。

0-0の引き分けでも優勝が決まるが、勝ちにこだわり、浦和の3度目の優勝の歴史を刻みにいく。【岩田千代巳】