ヴィッセル神戸の入団7年目、日本代表経験もあるGK前川黛也(28)が、20日のアウェー柏レイソル戦で恩返しの勝利を誓った。
柏のネルシーニョ監督は前川が関大から神戸に入団した際の指揮官。出場はなかったものの「僕を受け入れてくれた最初の監督。こうしてプレーで表現できるのはうれしい。全力でぶつかっていきたい」と気合十分だ。
神戸は開幕から9勝2分け2敗で、2位横浜F・マリノスとは勝ち点5差をつけて首位を守り続けている。
その中で前川は全13試合にフルタイム出場中で、キャリアハイの21年の19試合を上回るのは確実。これまでキックにやや不安を持っていたが、今季は総合的に成長している。
上位対決となった前節13日のサンフレッチェ広島戦では、2-0の勝利に貢献して、初めてヒーローインタビューに呼ばれた。
興奮のあまり、インタビュアーの女性からマイクを奪い取って? 答える姿に、クラブの公式インスタグラムには「前川黛也、斬新すぎるジャイアン式ヒーローインタビュー」と紹介された。この日、一般公開された練習でも、あちこちから“ジャイアーン”という声が飛んだ。
父和也氏(55)は元広島の正守護神で、広島戦の試合後はLINE(ライン)で「お疲れさま」という言葉を送り合ったという。
前川は「首位をキープできているのも、チーム全体の意識の高さが実を結んでいるので、油断せずに臨むことが勝利の近道」と、柏戦も全力でゴールを守る。