<YBCルヴァン杯:浦和-川崎F>◇24日◇1次リーグ◇埼スタ
川崎フロンターレMFジョアン・シミッチが30歳初アシストを記録した。
前半3分、ペナルティーエリア右外でボールを持つと、狭い局面でペナルティーエリア左にいた瀬川祐輔に得意の左足でパス。瀬川がトラップして腰を回転させてゴール左に決めた。川崎Fは公式戦3試合ぶりの先制点となった。
シミッチは19日に30歳の誕生日を迎えたが、20日の横浜FC戦は、累積警告による出場停止だったため、この日が30歳で迎える初めての試合だった。
試合前、シミッチは節目の30歳を迎えるにあたり、「30年という時間が経過しているけど、頭の中はまだまだ20歳くらい(笑い)。特に10年間はすごく時間が過ぎるのが早かった」と実感を明かしていた。
シミッチは、5月15日のJリーグ開幕のわずか4日後にブラジルで生まれた。いわばJリーグと“同級生”だ。ジーコ氏をはじめ、ブラジル人選手とJリーグは密接な関わりを持ってきた。シミッチも、キープ力、長短の正確なパス、展開力、ボール回収力、運動量などさまざまな能力で、チームを支えている。
「ブラジル人は各自、目標があって来日しているけど、そういう中で、自分たちができることを精いっぱいやっていると思います。ピッチ内でも外でも1つの模範となる人間でいたい。ピッチ内で戦う姿勢はみせたいし、それをやることによってJリーグの成長に繋がるとは思っている」
チームはリーグ戦2連敗中で、苦しい状況が続く。「いいときも悪いときも、とにかくやるべきことをやり続けることが重要」という信念を持つシミッチが、三十路(みそじ)を迎えても変わらずチームを引っ張り続ける。