【ルヴァン杯】札幌深井一希255日ぶり復帰「無事に終われて良かった」昨年右膝靱帯断裂

札幌対横浜 前半、相手選手と競り合う札幌深井(撮影・佐藤翔太)

<YBCルヴァン杯:札幌3-2横浜>◇1次リーグ◇24日◇札幌ド

北海道コンサドーレ札幌が横浜F・マリノスに3-2で勝利した。5年連続の1次リーグ突破決定は最終節に持ち越しとなったが、前進した。

MF深井一希(28)が255日ぶりの公式戦出場を果たした。昨年9月15日に右膝前十字靱帯(じんたい)を断裂。両膝計4度目の大ケガから復活を遂げ、主将マークを巻いて先発した。ハーフタイムでの交代までの45分間、気合十分のプレーを見せ「まずは無事に終われて良かった」と安堵(あんど)した表情を見せた。

サポーターが待ちわびた復帰の瞬間を迎えた。試合前のスタメン発表で名前がアナウンスされると、両チームサポーターから大きな拍手で迎えられた。個人応援歌も響き、後押しを受けた。「今日もたくさん応援してもらった。今後もっともっと応えていけるように頑張っていきたい」と感謝した。チームも復帰の舞台を整えるため、バックアップ。16日に札幌大との練習試合(40分)を急きょ組んだ。3日後にリーグ戦京都サンガF.C.戦が控える異例のタイミング。実戦を経験してから公式戦ピッチに立つことができた。

偶然にも同じケガから横浜FW宮市も約10カ月ぶり復帰を果たした。後半途中出場だったため、ピッチでの同時出場はならなかったが、お互いにエールを送り合ってきた仲。試合後は深井から近づき、「お互い無事に終われて良かったですね」とたたえ合った。

チームは公式戦4連勝。「ここからがスタート。しっかりアピールして、メンバー争いは熾烈(しれつ)。そこに加わっていけるように練習から頑張りたい」。不屈の男の23年シーズンが幕を開けた。【保坂果那】