【鹿島】岩政監督「意味がない」走行距離の質問を一蹴「スプリント回数を取り上げた方が有効」

鹿島岩政大樹監督(2023年4月29日撮影)

鹿島アントラーズの岩政大樹監督(41)が26日、サガン鳥栖戦(27日、駅スタ)に向けてオンライン取材に応じ、走行距離は勝敗に無関係であることを強調し、逆に「スプリント回数を取り上げた方が有効な気がします」と報道陣に説いた。

Jリーグが発表しているトラッキングデータでは、鳥栖の走行距離(チーム平均)は122・617キロで1位。対する鹿島は走行距離(チーム平均)は113・757キロで15位だ。岩政監督は、報道陣から鳥栖の走行距離について問われると「走行距離は、これまでたくさんデータで出ているが一切、勝敗に関係しない」とキッパリ。「現場としては、意味がないものを考えても仕方ない」と一蹴した。

さらに「データを持ち出すなら、スプリント回数」とし「鳥栖はスプリント回数が今年はかなり減っている。昨年のような上位ではなく、平均的な数値。そこも色が変わっている証拠じゃないですかね。そっちを取り上げた方が有効な気がしますけどね」とアドバイスした。

スプリント回数(チーム平均)を調べてみると、鹿島が137回でリーグ4位、鳥栖は129回で9位だった。1位は湘南ベルマーレの146回、2位は名古屋グランパスの142回、3位はサンフレッチェ広島の140回。J1のチーム平均値は128回だった。