尚志5年ぶり東北王者へ向け好発進も仲村監督「もうちょっと自分を出してほしかった。全員」

尚志対山形明正 前半、2点目を挙げた尚志・宮城(左)とハイタッチする渡辺(撮影・相沢孔志)

<東北高校サッカー選手権>◇16日◇男子1回戦◇35分ハーフ◇福島・Jヴィレッジ

尚志(福島1位)が山形明正(山形2位)を3-0で下し、5年ぶりの「東北王者」に向け好発進した。

DF宮城来輝(3年)が前半に2ゴールを挙げる活躍で8強入りに貢献した。2連覇を狙う青森山田(青森1位)は、東北文教大山形城北(山形3位)に4-0で快勝。MF斉藤和祈(かずき、3年)が1点リードの後半早々にゴールし、チームに勢いをもたらした。

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06年以来の地元・福島開催で、宮城がチームを初戦突破に導いた。前半15分、右サイドのMF吉田尚平(3年)とアイコンタクトを取り、マークを外してクロスをヘディングシュート。同20分には直接FKから身長190センチDF渡辺優空(ゆら)主将(3年)の折り返しを左足で決め、2-0と試合の主導権を握った。「練習でもやっていたので出て良かった」と笑顔を見せた。

チームは後半32分、ダメ押しの3点目を奪い快勝したが、仲村浩二監督(50)は「レベルを上げないといけない部分の目安の大会にしている。それを含めてもうちょっと自分を出してほしかった。全員に」と満足はしていない。同校は高円宮杯U-18プレミアリーグEASTで2位と好調。リーグ戦メンバーも試合に臨んでいるだけに後半、ヘディングでゴールを外した渡辺は「決めきれる選手にならないとプレミアやインターハイでも活躍できない。決めきれないのが課題」と反省した。

レベルの高い場所で活躍するために、目の前の試合に集中する。「自分も含めてアピールできるチャンス。優勝することが最高のアピール」。17日はノースアジア大明桜(秋田1位)戦。仲村監督は「厳しくしないといけない時期。でも、1試合1試合良くなっていくんじゃないかと期待している」。チームがより強く、たくましくなるために、イレブンの奮起に期待する。【相沢孔志】

○…青森山田(青森1位) 斉藤和が一撃で流れを変えた。前半8分に先制。だが、その後は粘り強い守備に阻まれ、1-0で後半へ。同2分、右サイドのクロスを胸でトラップし、「相手が見誤って飛び込んだところを、自分がしっかりコントロールして打てた」と左足で待望の追加点。以降はチームが同5、6分と立て続けに得点し、準々決勝に駒を進めた。セカンドチームで挑む今大会。トップチームは高円宮杯U-18プレミアリーグEASTで首位を走る。斉藤和は「いい刺激。もっと頑張らないといけない」と気合を入れた。