藤枝順心が東海11連覇 中村監督「重圧ある中、勝ちきったこと経験に」強行日程の中で収穫も

11連覇を飾った藤枝順心の選手たち

<東海総体女子サッカー>◇18日◇磐田・ゆめりあサッカー場ほか

藤枝順心が11連覇を飾った。

この日、1試合目で高田(三重)に12-0で圧勝すると、2試合目の帝京大可児(岐阜)戦も2-0で快勝した。FW高岡澪(3年)が同2試合で6得点を挙げ、チームをけん引。上位2枠の全国切符を争うリーグ戦を3戦全勝で制し、頂点に立った。11大会連続の出場となる全国総体は、来月25日から北海道で開催される。

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藤枝順心が、危なげなく全国行きを決めた。各県1位校によるともえ戦を制し、県に続いて東海でも女王の座を守った。中村翔監督(34)は「連覇という重圧もある中、勝ちきったことは選手たちの経験になる。良かった」。選手たちも笑顔でNo.1ポーズを決めた。

優勝を懸けた帝京大可児との最終戦。直前の高田戦で5得点と爆発したFW高岡が、再び輝いた。前半12分。中央でパスを受けると、滑り込みながら右足のつま先でゴールに流し込んだ。序盤の貴重な先制点を契機に、チームは後半15分にも追加点を奪って快勝。全勝で優勝に花を添えた。

昨年の全国総体は、まさかの1回戦敗退だった。鳴門渦潮(徳島)にPK戦の末、4-5で敗戦。決定力不足が敗因だった。ピッチで屈辱的な終戦を迎えた高岡は「今日も、もっと点を取れた。もっと選手同士の連係を高めていかないと」と雪辱を期す大舞台を見据え、反省を口にした。

2日で3試合を消化した今大会。中村監督は登録メンバー20人全員を起用し、強行軍を乗り切った。県総体ではメンバー外だったMF尾辻夏奈やFW堀江莉心(いずれも1年)らもピッチで躍動。課題と共に「経験」という収穫も手にした。

全国総体では16年以来、7年ぶり2度目の優勝を目指す。開幕までは、残り約1カ月。中村監督は「まだメンバーはどうなるかわからない。ここからまた競争です」と言った。激しい定位置争いを続けながら、準備を整えていく。【前田和哉】