【磐田】J1昇格へ戦う上での土台は固まりつつある チーム最多5得点タイ後藤啓介の奮起に期待

チーム最多タイの5得点をあげる磐田後藤

J2はリーグ全42試合の半分に当たる21試合を消化し、後半戦に突入した。

22試合を終え、県勢最上位は磐田の5位。清水が7位で追い、藤枝が10位につけている。J1昇格を目標に掲げる3クラブの前半戦を担当記者が振り返りながら、J1昇格へ鍵となる後半戦に向けたポイントとキーマンを考察した。【神谷亮磨】

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磐田は尻上がりに調子を上げてきた。3クラブの中では唯一連敗がなく、着実に勝ち点を積んできた。もっとも、勝ちきれなかった試合はあったが、負けない力はついてきている。今季から指揮を執る横内昭展監督(55)が、戦い方にムラが少なくなるようなチームを作ってきた印象だ。

開幕前は目指すスタイルなど未知数な部分が多かった。その中で指揮官は戦う上でベースとなる球際での強さや切り替えの早さを選手に要求。「そこがしっかりとできた上でのチーム戦術がある」と徹底してきた。高度な戦術を落とし込むことよりも、目の前の相手に負けないシンプルな考え方を優先してきた。

戦う上での「土台」は固まりつつある。後半戦で求められるのは勝ち点を取りこぼさないことだろう。前半戦は大宮や徳島、いわきなど下位チームに勝ちきれなかった。試合を優位に進めた中で押し切る力強さと、したたかさがほしい。

試合を決めきるという点ではFW後藤啓介(18)のさらなる奮起に期待したい。高校3年生ながらここまでチーム最多タイの5得点。仙台戦でのゴールパフォーマンスは賛否が分かれたが、失敗を恐れず、勝利のために気持ちを前面に出して戦う姿は、見ていてワクワクする。

上位に食い込むためには、まずは次戦の2位大分との直接対決が鍵になりそうだ。浮き沈みが少ない「大人のサッカー」で、さらに勝ち点を伸ばしていきたい。