J3のFC大阪は9日、本拠地花園ラグビー場で第17節の相模原戦に臨む。
前節1日のアウェー鳥取戦では、FC大阪は後半終了間際のミラクルゴールで2-2のドローに持ち込んでおり、ホーム3連勝へ雰囲気は最高だ。
JFLから昇格1年目のFC大阪は、ここまで7勝2分け7敗、勝ち点23で全20チーム中10位にいる。開幕後は一時19位に低迷したが、6月以降は3勝2分けと好調でJ3の台風の目になっている。
就任1年目の志垣良監督(43)は「前半戦はちょっとした部分でスキを与えたり、勝ちきれない試合が多かったが、そこが整理されてきた」。得点こそ16試合で15ゴールだが、失点は3番目に少ない14。4-4-2システムによる連動した守備が、チームに安定感をもたらす。
攻撃面でも、6月18日琉球戦では今季最多に並ぶ3ゴールで完勝。ゴール前で多彩な崩しを披露し、進化を示した。
さらに前節鳥取戦、敗色濃厚で迎えた後半50分だった。DF舘野の左足のFKから、主将DF坂本修佑(30)が頭で競り勝ち、ゴール右にいたFW木匠(きつい)貴大(30)による起死回生のジャンピングボレーで同点に追いついた。芸術的ではあったが、それ以上にチーム全体の執念でこじ開けた1発となった。
パワープレーでアシストしたセンターバックの坂本は、けがの影響でこの試合が今季初先発だった。
「最後まであきらめない姿勢が、追いつけた理由。自分が競り勝って、誰か決めてくれたらと思っていた」
クラブ一筋8年目、途中出場で結果を出した木匠は「ロスタイムやったんで、思い切って打たないといけない場面だった。人生トップ3に入るゴールです」という。
長丁場のリーグ戦は、あと3試合で折り返しの19試合目を迎える。上位も下位も大混戦。FC大阪は首位富山とは勝ち点7差、2位愛媛とは6差だ。
2位以内がJ2への自動昇格の条件。坂本は最大の目標が「優勝」と認めながらも、「まず、勝ち点30に到達すれば、より上の景色が見えてくると思う。近い目標を見ながら上位に食い込み、どんどん段階を踏んでいきたい」と意気込む。
ここから3試合は、最下位相模原、19位北九州、17位讃岐と下位との対戦が続く。ラグビーの聖地・花園をホームにするFC大阪にとっては、9日の相模原戦でホーム3連勝を飾り、上位進出の足掛かりをつかみたい。