<明治安田生命J1:柏1-1湘南>◇第20節◇8日◇三協F柏
18位湘南ベルマーレがアウェーで17位柏レイソルとの「裏天王山」に引き分け、リーグ戦の連敗を4でストップした。
前半に先制を許すも、後半は攻撃にリズムが生まれ、同48分にDF大野和成(33)が劇的な同点弾を決めた。キャプテンマークを巻いたベテランは、「本当に魂ですね。それ以外何ものでもないと思います」。
直近3試合で14失点と守備が崩壊する中、立て直した。相手DF立田悠悟が退場し、1人多かったこともあり、終盤は圧力をかけて攻め込み、逆転まであと1歩のところまで迫った。「本当は欲を言えば、やっぱり勝ち点も近いですし、勝ちたかったです。追いついたことは評価できますけど、これはやっぱり次につなげないと全く意味ないと思うんで、また次に向けて、みんなでいい準備をしたい」と次を見据えた。
山口智監督も、終盤に追いついて事を評価した。失点シーンは課題としながらも「すごく厳しい状況には変わりないですけど、選手たちは逃げずにやってくれるところで、やっと半歩出た。選手はこれでいいきっかけをつかんでほしい。最後もぎ取った。勝ち点2を失ったというよりは1をとった」と一定の手応えを示した。
とはいえチームはリーグ戦14試合未勝利の最下位に沈む。勝利に一番飢えている。大野は「湘南っていうチームは、やっぱり1つになった時の破壊力っていうか、その勢いっていうのは他のチームにないものだと思うし、それを出せる場面をうまく作れれば、やっぱり勝つ確率は上がると思う。(この試合を)きっかけにしたい」と力強く宣言した。