<天皇杯:名古屋グランパス3-0浦和レッズ>◇4回戦◇2日◇CSアセット港サッカー場
名古屋に完敗した浦和のサポーターが暴徒化した。
元所属のFWキャスパー・ユンカーに2点目を献上するなど手痛い展開で0-3の完敗。試合後、激高した一部サポーターが暴れ出し、緩衝帯を突破した。相手サポ側の応援席へ侵入し、さらにはピッチにも乱入して警備員に押し倒された者や横断幕をはがして強奪する禁断の行為に出る者も。大挙して名古屋のゴール裏へ押しかける姿が映った動画が拡散する事態になっている。
警察も出動。会場には、暴動を収拾すべく愛知県警のパトカーが列になって駆けつけた。
名古屋は、サウジアラビアのアルタアーウンに完全移籍するFWマテウス・カストロ(28)が美しい直接FKを決め、移籍前最後の試合を飾った。場内1周に温かい拍手が送られていたところに、水を差された形だ。一方で名古屋側が浦和側を挑発したとの情報もある。
いずれにしても、SNS上では器物損壊や暴力行為があった可能性を心配する投稿も相次いでおり、もし事実と確認されれば厳しい処分は避けられそうもない。
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