YS横浜黒手袋の男、福田翔生が湘南へ完全移籍 兄はG大阪福田湧矢「J1で対戦したい」夢追う

黒手袋を着用してプレーするYS横浜福田翔生(23年5月27日撮影)

J3YSCC(YS横浜)のエースFW福田翔生(しょう、22)が、湘南ベルマーレへ完全移籍することが分かった。

福田は今季YS横浜に移籍し、リーグ戦21試合で11得点とブレーク。173センチと1トップとしては小柄だが、俊敏な動きからDFラインの背後を突く動きでゴールを量産している。

また、祖母からもらった黒手袋を大事にし、夏を迎えても手袋を付けてプレーしていた(真夏となった現在は着用していない)。

東福岡高出身で、19年に当時JFLのFC今治に加入。今治時代はサイドハーフでリーグ戦無得点だったが、YS横浜の星川敬監督の指導でストライカーとして一気に才能が開花した。兄はガンバ大阪MF福田湧矢。J1での兄弟対決も注目されそうだ。

17日午後3時にクラブから移籍が発表され、福田は次の通りコメントを発表した。

「湘南ベルマーレに移籍する事になりました。自分自身すごく考えました。でもプレーを重ねていく上で日に日に世界で通用するような選手になりたいという思いが強くなっていきました。そしていつも兄の背中ばかり見てきて、いつか J1の舞台で対戦したいという夢、目標もありました。自分の夢、目標が叶えばもっと多くの人を幸せにできるとおもって決断しました。YS の仲間、スタッフ、ファン、サポーターの皆はすごく優しいから僕の背中を押してくれると思いました。YS に来て色んな人に出会えて変わる事が出来ました、感謝しかありません。YS でプレーできて幸せでした。これからもずっと応援してくれたら嬉しいです!大きくなってきます!大好きです!!」