【神戸】大迫勇也、J1で200試合出場自ら祝うドロー弾 2位後退も「気を引き締め来週から」

神戸対柏 後半、ゴールを決めて雄叫びを上げる神戸大迫(撮影・石井愛子)

<明治安田生命J1:ヴィッセル神戸1-1柏レイソル>◇第24節◇19日◇ノエスタ

神戸FW大迫勇也(33)が、自身のJ1リーグ通算200試合出場を祝うゴールを決めた。柏戦に0-1の後半16分から途中出場、同37分のFKからヘディングシュートを決め、引き分けに持ち込んだ。横浜が勝ったため、チームは2位に後退したが、得点ランク首位を走るエースは頂点だけを見て奮闘を続ける。

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チームの窮地に仕事をしたのはやはりこの男だった。0ー1の後半16分、エース大迫がピッチに立つと、みるみる神戸の攻撃が活性化する。同37分に左サイドでFKを獲得すると、キッカー初瀬のボールはエースの頭にピタリと合い、同点ゴールが生まれた。

「やっととれた感じでした」。大迫にとってJ1通算200試合出場。記念すべき日に決めた今季18点目は、クラブとしてJ1通算1100ゴール目と節目が重なった。

前節12日の川崎F戦で左太もも付近を痛め途中交代。けがの影響でこの1週間トレーニングがほぼできず、7月1日札幌戦以来49日ぶりにスタメンを外れた。相手の柏は残留争いに巻き込まれているが、リーグ戦で最近0勝1分け3敗と神戸にとっては苦手。チームは手を焼き、前半終了間際には失点を許した。

ピッチに送り込まれると「僕は僕ができる仕事を100%出し切ろう」と、前線で得意のポストプレーでチームに安定感をもたらし、空気をがらりと変えた。吉田監督は、大迫の状態を「問題はない」と話し、次節以降も頼りにする意向だ。

大迫はこの日負傷交代したMF斉藤の名を挙げ「(斉藤)未月のためにも、一丸となって8月を乗り越えたい。また気を引き締めて来週から頑張っていきたいと思います」と、ゴールの喜びを一切出さず、引き締まった表情で言った。悲願の初Vへ大黒柱は覚悟を固めている。【竹本穂乃加】