J1アルビレックス新潟は26日、アウェーで鹿島アントラーズと対戦する。
試合前日の25日は新潟・聖籠町で最終調整を行った。22日に55歳の誕生日を迎えた松橋力蔵監督は監督業2年目で挑む初のJ1舞台でも攻撃的なサッカーを貫く。チームはここまで7勝7分け10敗。勝ち点28で14位と、1桁フィニッシュを狙える位置につける。リーグ戦は残り10試合。現在5位の強敵相手に今季初の連勝を決め、上位進出へ弾みをつける。
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普段は「連勝」を口にしない松橋監督が、珍しく自ら切り出した。「今季初の連勝を今回は意識し、口にも出して選手たちと準備してきた。福岡戦(18日、1-0)はタフで価値のある勝利だった。それを続けていきたい」。ボールを保持しながら攻撃を仕掛ける新潟と対照的に、いい守備から攻撃に移る鹿島とはルヴァン杯を含めて今季3度対戦し1勝2敗。序盤に先制を許した試合でともに敗れているが「1つ先にこじ開けて我々のいいペースで試合を進めたい」と堅守突破をイメージする。
今季も選手の個性を引き出しながらチーム作りを進める。左DF渡辺はシーズン途中からセンターバックにコンバートされ、左足を生かした展開力で主力級に成長。推進力とプレスバックが武器の右DF長谷川は1列前の右MFの役割を与えられ、アビスパ福岡戦ではMF島田の左クロスに飛び込む形で相手のオウンゴールを誘発した。今夏にJ2ザスパクサツ群馬から完全移籍で加入したばかりのFW長倉も即フィットと、抜群のマネジメント力でチームをまとめる。
リーグ戦残り10試合。6季ぶりJ1に挑んでいる新潟は順位こそ14位も、9位川崎フロンターレまで勝ち点4差と中位チームの背中をはっきりととらえている。今節の鹿島戦から、30日に天皇杯準々決勝・ホーム川崎戦、9月2日・ホーム浦和レッズ戦とタフな相手との戦いが続くが指揮官は「3つ全部取る」と言い切った。【小林忠】