女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会で開幕戦の「ニュージーランド女子代表-ノルウェー女子代表」などを担当した山下良美主審、坊薗真琴副審、手代木直美副審の3人が28日、都内で帰国報告を行った。
山下主審は「サッカーを楽しめる幸せを感じた」、坊薗副審は「毎日が充実していて、心の底から女子サッカーを楽しむことが出来た」、手代木副審は「今までにないぐらい、多くの人と関われて楽しめた大会」と振り返った。
今大会では、VARの決定を場内でアナウンスする試みが導入された。山下主審は開幕戦の後半42分、VAR(ビデオ・アシスタントレフェリー)の助言を受け、オン・フィールド・レビューを実施し、ノルウェー選手にハンドがあったか映像で確認すると英語で「オンフィールドレビューの結果、ハンドの反則でペナルティ」とアナウンスした。SNSでは、山下主審の毅然(きぜん)としたアナウンスに「カッコイイ」の声が挙がっていた。
山下主審はアナウンスの場面に「アナウンスはトレーニングの時から緊張していました。ただ、実際の試合では緊張してはいけないと。実際、アナウンスをする時は緊張しませんでした」と振り返った。アナウンスの試みについては「せっかく映像を見ているので。その映像を伝えることは大切。今回は分かりやすい事象でしたが、2つの事象が重なることもある。いかに正しくわかりやすく伝えるかは大切。そこの難しさはあるのかなと」と話した。