北海道コンサドーレ札幌ペトロビッチ監督(65)が今季限りで現役を引退する元日本代表MF小野伸二(44)への思いを語った。29日、札幌・宮の沢での練習後、取材に対応した。小野は背番号と同じ44歳の誕生日だった27日に引退を発表した。「伸二はケガの影響で残念ながらキャリアを続けることができない。彼にとっても残念な思いだと思うし、私にとっても残念な思いだ」と受け止めた。
指揮官は小野に大きな信頼を寄せていた。18年就任当時から2人で話す姿があった。ボーフム(ドイツ)でのプレー経験があり、ドイツ語を理解できる。そのため選手とのパイプ役にもなっていた。「伸二は日本史上ベストプレーヤーに数えられる選手。素晴らしい選手というだけでなく、素晴らしい人間性を持った選手だった。監督として伸二のような選手とともに仕事ができたことを非常に幸せに思っているし、誇りに思っている」とたたえた。
今後も札幌のために力を貸して欲しいと願う。「クラブに残ってどういう形であれ、ともにまた一緒に仕事をしていけたらと私は思っている」と希望した。
愛する選手の現役ラストマッチとなる12月3日最終節ホーム浦和レッズ戦で花道を飾らせたい考えだ。相手は小野が98年にプロキャリアをスタートした古巣。「非常に素晴らしい舞台。みんなでいい形にしたい。いい終わりをみんなでつくってあげられたら」と描いた。