【柏】井原監督、熊本との天皇杯準決勝に油断なし 犬飼&山田出場できずも「変わらない力」強調

指示を出す柏井原監督(2023年9月17日撮影)

柏レイソルの井原正巳監督(56)が6日、天皇杯準決勝のJ2ロアッソ熊本戦(8日、三協F柏)に向け取材に応じ、J1の3クラブを撃破している相手に対し、強い警戒心を口にした。

前回大会はJ2で18位に終わったヴァンフォーレ甲府がJ1勢に5連勝し優勝。開催中のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でもブリラム(タイ)からJ2勢として初の勝ち点3を手にするなど、J2勢が力を発揮している。

熊本は現在、J2で16位だが、井原監督に油断は一切ない。

「J1の3チーム(サガン鳥栖、FC東京、ヴィッセル神戸)を破って勢いがある。リーグ戦以上の力を出してくるのは当たり前。J2だからというのは抜きに、心と気持ちの隙は一切なくしていかないといけない」と強調した。

一発勝負のカップ戦では延長、PKまである。指揮官も「初戦からPKをトレーニングしながら試合に臨んでいた」と明かし「120分の試合になる可能性はある。熊本も粘り強いチーム。簡単にはいかない」と、PK戦までもつれる可能性も踏まえ、準備している。

柏は今季、残留争いに巻き込まれているが、今夏に浦和レッズから加入したDF犬飼智也(30)、J2の栃木SCから復帰したMF山田雄士(23)が先発に定着し、8月からリーグ戦は4勝3分け1敗と盛り返している。

犬飼と山田は今季、前所属チームで天皇杯に出場しているため、柏のユニホームを着て天皇杯に出ることはできない。好調のリーグ戦からメンバーを変更せざる得ない状況だが、指揮官は「試合に出るために日々、努力してきた選手。だれが出ても変わらないだけの力を発揮してくれると思う」と自信をのぞかせる。会場は柏のホーム。サポーターの後押しを受け、総力戦で決勝の切符をつかむ覚悟だ。