【ルヴァン杯】浦和、右SB関根貴大で逆転勝ち、酒井宏樹の代役はまり「自分の経験出せた」

<ルヴァン杯:浦和2-0横浜>◇15日◇準決勝◇第2戦◇埼玉

第1戦黒星の浦和レッズが、DFショルツのPK2本で2-0で横浜F・マリノスを下し、2戦合計2-1とし、逆転で7大会ぶり優勝に王手をかけた。

主将のDF酒井宏樹が出場停止の中、2列目が主戦場のMF関根貴大(28)が右サイドバックで先発。リーグ最多得点の強力攻撃陣に仕事をさせず、大役を全うした。11月4日に国立で行われる決勝で名古屋を下した福岡と対戦する。

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DF酒井が不在の中で、関根が本職でない位置で大仕事を果たした。監督から右サイドバックを言い渡されたのは前日の14日。右サイドバックの先発はロドリゲス前監督の時代に経験済みだった。とはいえ、相手はリーグ最多得点を誇る前線。酒井の代役として大きな重圧の中、関根は開き直っていた。「(酒井)宏樹君と比べられても困るし。本職じゃないし抜かれても自分のせいじゃないと吹っ切るしかなかった」。

序盤は相手に関根のサイドを徹底して狙われた。だが、前半途中から、自らが高い位置をとり、相手MFエウベルに仕事をさせなかった。攻撃の組み立てでは、中央に顔を出し流動的に対応。ゴール前に入り込みシュートを放つ場面もあった。「関根色」の右サイドバックに、酒井からは「普段やっているプレーをサイドバックでやっていたね」と声をかけてもらった。

チームは今季公式戦7度の逆転勝利を手にしてきた。「逆転の浦和」は、2戦合計で戦うルヴァン杯でも健在だった。関根は「自分が今まで経験してきたものを出せた。ゼロで抑えられて、ちょっとは貢献できたかなと」と胸を張った。

総力戦でつかんだ決勝切符。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に続く「今季2冠」まであと1勝だ。【岩田千代巳】