全国高校サッカー選手権静岡県大会決勝トーナメント(T)が29日に開幕する。
プレミアリーグ所属の静岡学園らシード5校と、1次Tを勝ち抜いた11校の計16校がトーナメント方式で優勝を争う。清水東は学校創立100周年のメモリアルイヤー。磐田東との初戦を制し、33年ぶりの全国出場に弾みをつける。
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節目の年で名門復活を目指す。清水東の初戦は磐田東が相手。今季は県Aリーグで対戦し、1勝1分け。相性のいい相手だが、油断はない。主将のDF田村天(てん、3年)は「負けていないけれど、圧倒したわけではない。僕らはチャレンジャーの気持ち」とチームの思いを代弁した。
今年は学校創立100周年。試合前日の28日には記念式典も行われるなど、お祝いムード一色だ。周囲からも期待する声も多い。FW山崎太耀(3年)は「駅とかでも声をかけられる。地元に愛されている高校だからこそ、勝って全国に行きたい」。全国選手権で優勝経験がある名門も、近年は低迷。1990年を最後に全国舞台から遠ざかっており、田村も「今年こそは」と強い決意を示した。
今年も伝統のサイド攻撃がチームの特徴。取られても取り返す粘り強さを武器としている。5月の県総体は準決勝で清水桜が丘に惜敗。山崎は「インターハイでの悔しさは忘れていない。選手権で借りを返したい」と力を込めた。磐田東との初戦に勝てば、準々決勝で優勝候補の静岡学園と対戦する可能性が高い。田村も「厳しい戦いを勝ち抜ければ絶対に全国に行ける」と、頂点だけを見据えた。【神谷亮磨】