<ルヴァン杯:福岡-浦和>◇4日◇決勝◇国立
アビスパ福岡が、クラブ史上初の決勝を迎えた。就任4年目の長谷部茂利監督(52)に導かれて、自慢の堅守速攻で対戦相手を次々と撃破。今年5月にACLを制した浦和に挑む。
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アビスパ福岡の道のり
◆誕生へ(94年) 1982年創部の中央防犯ACM藤枝サッカークラブを前身とする藤枝ブルックスがJリーグ準会員になるも、スタジアムがJリーグ基準を満たさず。Jクラブの誘致を進めていた福岡市に移転が進む。
◆福岡ブルックス元年(95年) 本拠地を福岡に移転してJFLに挑戦。78年W杯アルゼンチン大会代表のオルギンが監督に就任。元アルゼンチン代表マラドーナの弟ウーゴらを獲得するなど補強が実り、JFLで優勝。初のJリーグ加盟を決めて、アビスパ福岡に改名した。
◆Jリーグ初挑戦(96年) 横浜を率いた清水秀彦監督が就任。元日本代表DF都並敏史らを補強したが、15位。98年まで下位に低迷した。
◆初のJ2降格(01年) J2が誕生した99年は指揮官は菊川凱夫。V川崎からMF三浦泰年らを補強したが、14位。00年からピッコリ監督が指揮も成績が振るわず、01年にJ2初めて降格した。
◆J1復帰(05年) 松田博監督が03年から指揮をとり、J2で上位争いを展開。3度目の挑戦で、2位に入って、J1に復帰を決めた。
◆1年で降格(06年) 松田体制4年目だったが、成績不振で途中解任。元神戸監督の川勝良一が就任も立て直せず、1年でJ2に逆戻り。
◆5年ぶりの昇格(10年) 08年途中から指揮を執った篠田善之(現甲府監督)体制3年目でJ1復帰。篠田監督はクラブ生え抜きで、現役時代は95年から04年までプレーしていた。
◆また1年で降格(11年) 開幕9連敗などで篠田監督を途中解任。ヘッドコーチの浅野哲也が監督に昇格したが、カンフル剤にはならず1年でJ2降格。
◆5年周期の昇格(15年) 「アジアの壁」元日本代表DF井原正巳が監督就任。J2で3位。J1昇格プレーオフ決勝で同4位C大阪と引き分けて、J1復帰を果たす。
◆4度目の降格(16年) 井原体制2年目だったが、成績不振で4度目のJ2降格。またもや1年で降格した。J1最下位18位の降格はクラブ初で、わずか4勝。5年周期でJ1に上がるが、1年での降格を繰り返す。
◆J2で16位(19年) イタリア人のペッキア体制となったが、シーズン途中に家庭の事情により電撃退任。後任として久藤清一がコーチから昇格したが、浮上できず16位で終了。久藤監督もそのまま退任した。
◆長谷部監督誕生(20年) 前年水戸を率いた長谷部茂利が就任。コロナ禍の影響で、主力選手、スタッフの離脱もありながら、J2最少失点の堅守を武器に2位でJ1に復帰した。
◆ジンクス打破(21年) 堅守速攻スタイルでクラブ史上初の8位と躍進。01年のJ2初降格から続く、J1昇格1年で降格する負の連鎖を断ち切った。
◆熟成(22年) J2降格圏から脱出して14位になり2年連続J1残留。カップ戦では天皇杯8強、ルヴァン杯4強と健闘した。
◆初のタイトル王手(23年) 9月16日にはリーグ戦で名古屋から23年ぶりの勝利。10月のルヴァン杯準決勝は名古屋を相手に連勝突破。クラブ初の決勝に進出した。天皇杯もクラブ初となる4強に進出した。