【高校サッカー】聖光学院が帝京安積破り尚志との決勝へ 福島

<全国高校サッカー福島県大会>◇3日◇準決勝◇郡山西部サッカー場

福島県大会は学法石川を破った尚志と帝京安積を破った聖光学院が決勝進出を決めた。全国高校サッカー選手権(12月28日~1月8日、国立ほか)出場を懸けた決勝は5日に行われる。

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記録には残らないゴールがチームを救った。試合を通して一進一退の攻防が繰り広げられた。0-0で迎えた後半31分、聖光学院DF・遠藤圭梧(3年)の左からのクロスにFW・渡辺陽路(ひろ、3年)が頭で合わせネットを揺らした。得点と思われたシュートだったが、帝京安積DF・渡辺孝朔(3年)に触れていることが判明し、記録はオウンゴールに。それでも渡辺陽は「自分のゴールだと思っています」と喜んだ。

「この仲間で全国大会にいきたい」。以前は、チーム内での衝突が多かったが、苦楽を共にする中で太い絆が芽生え、現在は「このメンバーで選手権出場」にこだわる。さらに、FW・吉田友樹(3年)がこれまでの写真などを入れた2分程のビデオを独自に作成。準決勝前日に視聴した選手らは無言で映像を見つめていたという。山田喜行監督は「感動していたんだと思います。私は泣きました」とチームの絆がさらに深まった瞬間だった。渡辺陽は「(吉田が)この選手権に懸ける思いが伝わった。改めてこのメンバーで全国に行く覚悟が出来た」と感謝した。

チーム一丸となり王者に立ち向かう! 聖光学院は5日、3年連続優勝を狙う尚志との決勝戦に臨む。尚志はここまでの2試合、14得点と圧倒的な力を見せつけてきた。渡辺陽は「チャレンジャー精神を忘れず、気持ちで勝ちたい」と意気込んだ。下克上を果たし、最高の仲間とうれし涙を流す。