【高校サッカー】静岡学園・高田優「勝たせるプレーを」エース神田奏真離脱で得点への意識アップ

2年ぶりの頂点を目指す静岡学園

全国高校サッカー選手権県大会決勝が11日、袋井・エコパスタジアムで行われる。

1枚の全国切符を懸けた最終決戦で、2年ぶりの優勝を狙う静岡学園と8年ぶりの優勝を目指す藤枝東が激突する。静岡学園MF高田優(3年)と藤枝東FW植野悠斗(3年)。両軍の攻撃の中心を担う2人が、チームを全国の舞台へと導く活躍を誓った。

   ◇   ◇   ◇

自慢の左足で全国への扉を開く。静岡学園の高田は決勝トーナメント1回戦でハットトリック。浜松開誠館との準決勝ではCKから決勝点をアシストした。今大会は3試合で3得点2アシスト。全国切符が懸かる次戦は「自分が決めなくても勝てればいい」と静かに闘志を燃やした。

重圧もパワーに変える。高校卒業後はJ2徳島入りが内定している。注目される立場となり、相手チームからは執拗(しつよう)なマークを受けることも少なくない。また、今大会はJ1川崎F入団が決まっているエースの神田奏真(3年)がケガで離脱中。本来のゲームメークに加え、得点を求められるプレーが増えた。高田は「(神田)奏真がいないことでゴールへの意識は今まで以上に強く持っている」と貪欲だ。

準決勝でもマンツーマンでの守備に苦戦した。それでも、「逆にそこをおとりにできればと思っていた」。味方を生かすプレーも高田の真骨頂。ピッチ内で冷静に試合展開を分析できる力もついてきた。

藤枝東に勝利した一昨年の県大会決勝はスタンドで応援していた。主力として出場した昨年は準決勝敗退。最終学年となった今年は背番号「10」を任された。「今年は自分がチームを勝たせるプレーをしたい」。2年ぶりの全国まであと1勝。技巧派軍団の先頭に立つレフティーがピッチで主役になる。【神谷亮磨】