【YS横浜】キックボクシングチーム創設 OBで格闘家の安彦考真ホーム最終戦ハーフタイム発表

YS横浜の今季ホーム最終戦に登場し、同クラブでのキックボクシングチーム創設を発表した安彦考真(撮影・松尾幸之介)

<明治安田生命J3:YS横浜-沼津>◇第35節◇11日◇ニッパツ

元年俸120円Jリーガーで格闘家のクラブOB、安彦考真(45)がハーフタイムに登場し、YS横浜でのキックボクシングチーム創設を発表した。

引退した20年シーズン最終戦以来、3年ぶりにサポーターの前に登場した安彦は「僕の原点はここ三ツ沢にあるので。3年前、ここで格闘家になってRIZINを目指すと言いました。まだRIZINには出られていないですが、かなりの大舞台に立てるようになってきました」と近況を報告。「格闘家としてアグレッシブに、前を向いて、今を乗り越えようと必死です。そしてひとつご報告があります。Y.S.C.C.横浜でキックボクシングチームを作ります。今度の大会はクラブの所属として出場します」と発表。スタンドからは歓声と拍手が起こった。

安彦は「格闘技とかサッカーを通して、スポーツの可能性を広げて、より良い世の中になるために、大人が思いっきり挑戦して、子どもたちに憧れられるように、僕らが1歩前に出ないといけない」と思いを語り「Y.S.C.C.横浜の1人の男としてリングに立って、必ず勝利します。そしてまた戻ってきて、みなさんに勇気を届けられたら」と誓った。

安彦はJリーガー引退後に格闘家へ転身。ここまでRISEなどでプロとして4試合戦い、11月19日には朝倉未来との対戦も発表されたYA-MANがプロデュースする新格闘技イベント「FIGHT CLUB」(ABEMA PPV独占生中継)出場も決まっている。同大会ではオープンフィンガーグローブでの3分3Rキックボクシングルールで、現役プロレスラーで元RISEランキング2位まで登り詰めたこともある前口大尊(37)と拳を交える。

◆安彦考真(あびこ・たかまさ)1978年(昭53)2月1日、神奈川県生まれ。高校3年時に単身ブラジルへ渡り、19歳で地元クラブとプロ契約を結んだが開幕直前のけがもあり、帰国。03年に引退するも17年夏に39歳で再びプロ入りを志し、18年3月に練習生を経てJ2水戸と40歳でプロ契約。出場機会を得られず19年にJ3YS横浜に移籍。同年開幕戦の鳥取戦に41歳1カ月9日で途中出場し、ジーコの持つJリーグ最年長初出場記録(40歳2カ月13日)を更新。水戸でのプロ1年目は年俸10円、YSCC横浜では120円と“ほぼ0円”での契約も話題に。20年限りで現役を引退し、格闘家転向を表明。22年2月16日にRISEでプロデビュー。プロ通算2勝1分け1敗。175センチ。