<WEリーグ:C大阪ヤンマー1-0千葉>◇第1節◇12日◇ヨドコウ
今季からWEリーグに参入したセレッソ大阪ヤンマーレディースが、ジェフ千葉レディースから歴史的開幕勝利を飾った。
学生ら若手主体だったクラブは1、2季目はプロリーグ参入を見送り、3季目開幕のこの日、待望のホイッスルを聞いた。
主将のMF脇阪麗奈(24)は勝利の瞬間、感動のあまり、ピッチ上やインタビューの際も号泣した。
「勝ててほっとしています。うーん、えっと、すごい重圧とか、いろいろあって、すごく、勝ててほっとしています。次も必ず勝って、WEリーグを盛り上げていきたい」
脇阪は前身のC大阪堺レディース出身で、WEリーグ1季目はノジマステラ神奈川相模原で、2季目はINAC神戸でプレーし、今季から古巣に戻って主将に任命されていた。
なでしこジャパンの経験もある背番号28は、WEリーグ通算40試合1得点で経験も飛び抜けた存在。チーム内ではお姉さん的立場で、趣味のネイルでは金色に仕上げてこの日に臨んだ。先発し、後半途中で右膝を負傷したものの最後までプレー。中盤のつなぎ役として、責任をまっとうした。
試合は後半15分、FW矢形海優(23)が右足で決勝点を挙げた。脇阪と同じくC大阪堺出身で、過去2年はマイナビ仙台レディースでWEリーグを経験。通算39試合12得点とし、勝利の立役者になった。
「(百濃)実結香からいいパスがきて、フリーだったんで落ち着いて決めることができてよかった。サポーターの前でゴールができて最高だった。いいスタートが切れたので、次のアウェーでも必ず勝って波に乗りたい」と矢形。
初陣を飾った鳥居塚伸人監督(51)も「選手の一生懸命さで勝つことができてよかった。うちは若いのでハードワークが1つのポイント。勝利に結びつけられてよかった」と喜んだ。
チームの先発の平均は22歳で、究極の育成型クラブとして、下部組織から選手を育て上げることを指針にしている。
男子のトップチームは95年からJリーグに参入し、現在はMF香川真司(34)らを中心にJ1で上位争いを展開している。男女とも本拠地は、大阪市東住吉区の長居公園にあるヨドコウ桜スタジアム。
今季のWEリーグはC大阪ヤンマーが加わり、全12チームで来年6月まで2回戦総当たりで争う。