【WEリーグ】本拠開幕戦で今季初勝利、山谷瑠香「今日は決める」前節不発セットプレーから得点

後半10分、ゴールを決め笑顔を見せる新潟レディース山谷(手前)

<WEリーグ第2節:新潟2-0ノジマ相模原>◇19日◇新潟市陸上競技場

アルビレックス新潟レディースは、ノジマステラ神奈川相模原に2-0で快勝し、ホーム開幕戦で今季初勝利(1勝1敗)を挙げた。前半15分、右CKからオウンゴールを誘発。先制点をもらった形になった新潟は、後半10分にも同じくセットプレーの左CKからDF山谷瑠香(28)がこぼれ球を右足で押し込み、追加点を奪った。新潟は次節23日にホーム、新潟市陸上競技場でのマイナビ仙台レディース戦で連勝に挑む。

 

WEリーグ3季目、来場者数2000人超えを初めて記録したホーム開幕戦で、山谷がホームのサポーターに勝利を届けた。1-0の後半10分、MF杉田亜未(31)がニアに放った左CKを相手DFがクリア。クリアボールがファーに構えていた山谷の前に転がり、右足でボールを押し込んだ。勝利を呼び込む貴重なゴール。「気づいたらボールがあった。(自分が)触らなくても入りそうだったけど、確実に。いい位置に入れて良かった」とリーグ戦のチーム今季1号弾を喜んだ。

先制点もセットプレーからの得点だった。前半15分、MF上尾野辺めぐみ(37)が右CKをニアに打ち込む。「ちょっと曲がりすぎた」と試合後に苦笑いしたが、ゴール前で相手DFがクリアしたボールがさらに相手DFに当たり、オウンゴールを誘発した。思わぬ形での先制点とはなったが、上尾野辺は「1点は1点。良かったと思う」と振り返った。

セットプレーからの得点は新潟が得意とする形。だが、11日の今季開幕、INAC神戸レオネッサ戦(0-1)では、計20回のセットプレーのチャンスも得点には結びついていなかった。山谷は「前回、決められなかったことは全員反省していた」と、INAC神戸戦後は入念にセットプレーの確認をした。「セットプレーから得点出来るチームは強い。今日は1人1人が決める気持ちが強かったと思う」と山谷。チームは手応えをつかんだ。

次節は中3日で、ホームの新潟市陸上競技場でマイナビ仙台(23日)と対戦する。その次は中2日でアウェーでのSC長野パルセイロ・レディース戦(26日)を戦う過密日程。山谷は「みんなが今日終わって、すでに連勝に気持ちが向いている。しっかりコンディションを整えて、必ず勝ちます」とホームでの連勝を誓った。【大島享也】

 

○…右膝の大けがから今季戦列復帰のMF川村優理(34)が20年11月14日(なでしこリーグ、日テレ東京)以来、1100日ぶりにホームピッチに帰ってきた。後半30分から途中出場。後半35分には右足で強烈なシュートも放った。試合後、サポーターの前に登場した川村は「待ってたぞ!」と声をかけられ、笑顔で応えた。「自分の応援歌を歌ってくれたり、試合前もフラッグを掲げてくれたりして、(帰ってきた)実感が湧いてきた。いい準備をして、またみんなで喜び合えるように頑張りたい」。

 

○…クラブサプライヤーでもあるポッカサッポロの「レモンアンバサダー」を務める元日本ハム内野手の杉谷拳士氏(32)が競技場に訪れた。杉谷氏はキックインセレモニーのほか、記念撮影やサイン入りグッズを配布するなどホーム開幕戦を盛り上げた。WEリーグ初観戦の杉谷氏は「このまま連勝し続けてもらって、優勝したらビールかけで一緒に喜びを分かち合いたいですね」と早くも優勝ビールかけ参加を切望していた。