【WEリーグ】新潟ホーム2連勝 石淵萌実「自分が得意な形」川村優理スルーパスに抜け出しV弾

先制ゴールを決めた新潟レディース滝川(右)と山谷がカメラ目線でピース

<WEリーグ第3節:新潟2-1マイナビ仙台>◇23日◇新潟市陸上競技場

アルビレックス新潟レディースはマイナビ仙台レディースに2-1で勝利し、ホーム2連勝を決めた。後半7分、MF上尾野辺めぐみ(37)が放ったシュートの跳ね返りをMF滝川結女(24)が押し込み、先制。1-0の同36分にはFW石淵萌実(27)が決勝ゴールを奪い、勝利を引き寄せた。2戦連続の2得点で勝ち点を6(2勝1敗)に伸ばし、順位を3位に上げた。次節は中2日で26日に敵地でAC長野パルセイロ・レディースと対戦する。

 

黒髪をなびかせた背番号「8」の一撃でホーム連勝を決定づけた。1-0の後半36分、斜めに抜け出した石淵はMF川村優理(34)から絶妙なスルーパスに利き足とは逆の左足で反応。ワンタッチでボールを沈め、決勝点を奪った。「あの抜け出しは自分が得意な形で優理さんを信じて走った。決まって良かった」。ゴール後は右膝の大けがから3季ぶり復帰後、初アシストを決めた川村と熱いハグを交わした。

道上彩花(29)がコンディション不良で欠場。エース不在の中でも攻撃的サッカーを見せつけた。前半こそ、相手に攻め込まれる時間帯が長く、決定機を作れなかったが、後半には自慢のパスサッカーが力を発揮。後半7分、上尾野辺が放ったシュートのこぼれ球を押し込んだ滝川の先制ゴールで勢いを作り、石淵がその流れに乗った。「後半はギアを入れ直した。今日は絶対に自分が点を取って、チームを勝利に導こうと思っていた」と石淵。結果でエースの穴を埋めて見せた。

WEリーグカップ戦では得点王になった道上の4得点に次ぐ3得点をマーク。リーグ戦でも強力な前線の一角としてピッチを走り続けるが、石淵は満足はしていない。「クロスからヘディングとか、決められるシーンはたくさんあった。攻撃のバリエーションとか、いろんな形で決められるようにしたい」。

今季はボール保持率を高め、ここまで2戦連続で2得点を奪うなど新たなアルビサッカーを見せている。次戦は中2日での26日、アウェーで長野と3連勝を懸けて対戦する。石淵は「ここで3連勝出来るかどうかで、今のチームが本当に強くなったのか試される。しっかり勝って、自分たちが積み上げてきたものが結果として証明されるように頑張りたい」。石淵の頭の中には連勝の文字しかない。【大島享也】

○…右膝の大けがから3季ぶりに戦列復帰し、復帰3試合目で初アシストをマークした。後半33分からピッチに立つと自身のボール奪取からチャンスメーク。ミドルシュートを打つと見せかけて石淵に絶妙なスルーパスを供給した。「チームが苦しい中、途中から出てアシスト出来たことは良かった。(石淵)萌実もいい動き出しをしてくれた。2年休んでいた分、もっともっとやらないといけない」と話した。

◆MF滝川(後半7分に先制点)「めぐさん(上尾野辺)のシュートに見とれてしまった(笑い)。でも泥臭くあそこを詰めれたのは良かったし、自分自身こぼれ球は常に狙っている。次はアウェーですけど全員で(3連勝を)勝ち取りたい」