<J1昇格プレーオフ(PO):清水0-0山形>◇25日◇準決勝◇アイスタ
クラブ史上初めてPOに臨んだJ2で4位の清水エスパルスが同5位山形と0-0で引き分けた。年間順位が上位のため、12月2日の決勝進出を決めた。
再三のチャンスに決めきれなかったが、何とかスコアレスドローで試合を終えた。日本代表の権田の代わりに先発したGK大久保は「何とかみんなで耐えた」と安堵(あんど)したような表情を見せた。秋葉忠宏監督(48)は「我慢強さ、忍耐強さ。選手たちは90分、ゲームをコントロールしてくれた。あと1つ、必ず勝ち取りたい」と力強く言った。
2位で迎えた12日の水戸戦は1-1のドロー。勝てばJ1自動昇格が決まっていた一戦を勝ちきれず、4位に転落した。同試合の前半はシュート0本。「勝てば」の重圧に押しつぶされ、リーグ2位の得点数を誇った攻撃陣が沈黙した。先制を許した後半終盤に追いつくも、あと1点が奪えず。最終節まで2位の座を争ってきたライバルのジュビロ磐田に逆転で自動昇格を譲り、精神的なダメージも大きかった。
水戸戦後の練習で、秋葉監督は「正直、いつもの元気はない。1週間はメンタル回復の期間に充てる」と話し、指揮官発案で異例の「座禅会」も実施。精神統一を図り、山形戦に向けて気持ちを切り替えた。
今季は、元日本代表GK権田修一(34)や、昨季J1得点王のFWチアゴ・サンタナ(30)らタレントを擁し、J2優勝候補にも挙げられていた。だが、開幕から7戦勝ちなしで監督が交代。19位のどん底からはい上がってきた。自動昇格を目前で逃した悔しさも力に変え、1年でのJ1復帰に王手をかけた。