11月29日に中国・浙江省湖州市オリンピックスポーツセンターで行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグH組・浙江(中国)-ブリーラム(タイ)戦後の乱闘が大きな話題となっている。
浙江が3-2で勝利した直後、ピッチ上で両チームの選手とスタッフが入り乱れ、乱闘を繰り広げた。審判団があっけにとられる中、スタジアムの警備員が双方の間に入り場を収めたが、両チームの選手は試合後の握手をかわすことなくロッカールームへと消えた。
さらに試合後、ブリーラムはクラブの公式インスタグラムに乱闘の様子を動画で詳報し、「これはAFCチャンピオンズリーグなのか? 我々はサッカーをやりに来たのか、それとも戦闘に来たのか?」と浙江側を非難するメッセージを添えた。
Jリーグのヴィッセル神戸、横浜F・マリノスでプレーした主将のティーラトンらが浙江側のスタッフと選手につかみかかられ、押し倒された上に殴打される様子を動画で公開した。対する浙江側もインスタグラムのストーリーで動画をアップし、「タイのキャプテンがF●●K chineseと叫んだ」と反発した。
AFCは今回の件について調査し、報告書を待って対処する方針。
中国とタイは現在、ワールドカップ(W杯)北中米大会2次予選C組で同居しており、11月16日のタイ-中国戦でもサポーター同士が金網越しに罵り合い、互いにコップなどの物を投げ合う衝突が発生した。この試合は中国が2-1でアウェーで勝利を収めている。C組は韓国の1位突破が堅い中、2位での最終予選進出を狙うライバル同士とあって、今後のヒートアップが懸念される。そんな遺恨も乱闘の伏線にあるようだ。
なおACLのH組には、日本からJ2ヴァンフォーレ甲府も参加しており、現在1位が甲府(勝ち点8)、2位にメルボルン・シティー(8)、3位にブリーラム(6)、4位に浙江(6)となっている。12月12日の最終節では甲府がブリーラムと、メルボルン・シティーが浙江と対戦する。