<高円宮杯U-18サッカープリンスリーグ東海参入プレーオフ>◇9日◇1回戦◇磐田安久路多目的グラウンド
県勢2校の明暗が分かれた。浜名(静岡1位)は2-1で三重(三重2位)に逆転勝ちし、15年ぶりのプリンスリーグ(L)復帰に王手をかけた。
FW川嶋琉之亮(りゅうのすけ)とDF小島一輝の2年生2人のゴールで試合をひっくり返した。清水桜が丘(静岡2位)は1-4で四日市中央工(三重1位)に逆転負けした。浜名は今日10日、来季のプリンスL東海昇格を懸けて、帝京大可児(岐阜1位)と対戦する。
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負ければ終戦の一発勝負でも焦らなかった。前半5分にセットプレーで失点。相手の圧力を受ける時間が続くも、徐々に押し返した。内藤康貴監督(44)は「自分たちの距離感になってから修正できた」。攻守の切り替えで相手を上回ると、状況が好転。同43分、味方の浮き球パスに反応したFW川嶋が右足で同点弾。「ダイレクトで打ったシュートがいいところにいった」と、後半に弾みをつけるゴールになった。
1-1で折り返すと、終始試合を掌握。小気味いいパスワークでリズムを作った。ゴール前を固める相手に苦戦するも、同23分に右CKからDF小島がヘディングで決勝点。2年生2人がチームを勝利に導いた。勝てば、来季は15年ぶりのプリンスリーグ復帰。川嶋は「自分たちの力で上げたい」と、来季に懸ける思いを結果で示した。
参入プレーオフ(PO)は今年で3年連続の出場。過去2年は1回戦で苦杯をなめている。毎年県選手権後に行うPOは気持ちの切り替えが求められる。今秋の県選手権も準決勝で藤枝東に延長戦の末、惜敗。指揮官は「今年は切り替えがスムーズにできた。その点では負けた2年間の経験が生きた」とうなずいた。
10日は昇格を懸けて帝京大可児と対戦する。岐阜県代表として今冬の全国選手権に出場する難敵だが、小島は「全国に出るような相手とできるのはいい」。川嶋も「自分が点を取ります」と宣言した。次戦は今季の集大成となる一戦。最後は勝って締めくくる。【神谷亮磨】