05年当時のG大阪を率いた西野朗監督「やっぱりスペシャルなチーム」現場復帰への意欲も

「橋本英郎引退試合」G大阪'05対日本代表フレンズ ベンチで笑顔を見せるG大阪‘05の西野朗監督(撮影・上山淳一)

<橋本英郎引退試合:G大阪05・7-5日本代表フレンズ>◇16日◇パナスタ

西野朗監督(68)は、ガンバ大阪がリーグ初優勝した05年のメンバーを中心とした「G大阪05」の指揮を執った。

試合前のロッカールームは、実好礼忠氏(51=大阪学院大監督)の独壇場で「彼が(昔から言っている)『集中力は超能力』ということとか、ずっと話していた(笑い)」ということで特別な声掛けはしなかったということだが、試合中は当時の感覚を思い出したという。

試合を振り返って指揮官は「(当時が)よみがえるね。(以前より)こぢんまりはしたけど、動きとか走り、タッチとか、みんな変わらない。やっぱりスペシャルなチームだなと思った。あの頃のガンバの選手は、自分の想像をはるかに超えた感覚をみんな持っていた」。

今回の主役である橋本氏については「本当に昔からポリバレントな選手だった。『難しい』とか『できません』と言わなかったし、常にチャレンジしていた」と話し、あらゆるミッションをこなした万能MFを評価した。

G大阪を率いていた頃のような7-5というスコアで勝利に導いた指揮官は、自身の現場復帰について「常に(意欲は)あるんだけど、チャンスとタイミングが合わないと」と意欲があるのをうかがわせた。