<皇后杯・全日本女子サッカー選手権5回戦:長野1-4新潟>◇17日◇5回戦◇兵庫県立三木総合防災公園陸上競技場
WEリーグのアルビレックス新潟レディースは初戦の5回戦で同じWEリーグのAC長野パルセイロ・レディースを4-1で粉砕し、4大会連続8強入りを決めた。前半15分に先制を許すが、1分後にMF杉田亜未(31)のゴールで試合を振り出しに戻す。同23分、FW石淵萌実(27)が左足で勝ち越しゴールを奪うと、同30分にFW滝川結女(24)、後半7分には主将のFW川澄奈穂美(38)が続いた。序盤に左CKから1失点したが、DF陣は8月加入の加村ななみ(23)がフル出場するなど安定したプレーを見せた。来年1月14日の準々決勝(三木陸)はINAC神戸レオネッサと対戦する。
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新潟は鮮やかな4発で快勝した。前半15分に先制を許すが、直後の同16分に杉田が川澄の右クロスに頭から飛び込み同点弾を奪う。勢いづいたチームは同23分に石淵のゴールで勝ち越すと、同30分に滝川、3-1の後半7分には川澄がヘッドで加点してワンサイドゲームにした。今季新加入の杉田と川澄はうれしい新潟加入後、公式戦初ゴール。杉田は「やっと取れた。自分のゴールで勢いを持ってくることができた」。川澄も「うれしいです。やっとです。みなさんお待ちかねだったと思う」と喜んだ。
前線からアグレッシブに守備にくる長野に対し、新潟は最終ラインからパスをつないで前進する。中盤のボール争いでは、インサイドハーフの杉田と石田千尋(21)が球際で上回り、両翼の川澄と滝川が高い位置を取って波状攻撃を仕掛けた。杉田は「(同点で)相手の雰囲気がガクッと落ちたように感じた。いい流れで試合を進められた」。
新潟は10日のリーグ戦第5節、三菱重工浦和レッズレディース戦(2-0)に続きエースのFW道上彩花(29)、DF山谷瑠香(28)と攻守の要を欠いたが、ウイングが主戦場の石淵が3トップ中央に入って1得点1アシスト。守備ではDFライン中央で三浦紗津紀(27)とコンビを組んだ加村が的確な位置取りでピンチを未然に防いだ。今季ここまで公式戦2戦ドローだった相手から4発大勝でつかんだ4大会連続8強進出に、主将の川澄は「トーナメントの難しさを共有してピッチに立った。先制されたが、前半のうちに逆転できたところがチームの成長」と振り返った。
好調をキープする新潟はリーグ戦第2節(11月19日)のノジマステラ神奈川相模原戦から公式戦5試合負けなし(4勝1分け)と勢いは止まらない。川澄は敵地連戦となる年内のリーグ戦残り2試合に向け、「リーグ戦もタイトルに向けて1歩1歩、前進していけるよう、チーム一丸でやっていきたい」と早くも23日再開のリーグ戦へ気持ちを切り替えた。
◆橋川監督「先制されても乱されることなく、前半のうちに逆転できて良かった。最後はリザーブだった選手たちが(試合を)しっかりと締めてくれた」