今季で現役を引退した元日本代表MF小野伸二氏(44)が17日、故郷静岡で“凱旋(がいせん)試合”に臨んだ。静岡市・草薙総合運動場陸上競技場で開催された「第6回 世界にはばたけ! 駿河屋サッカー教室」のスペシャルマッチ(20分ハーフ)に先発出場。引退後初となる地元でのプレーで、多くのファン・サポーターを沸かせた。
J1札幌の時と同じ背番号「44」のユニホームに、キャプテンマークを巻いてピッチに立ったファンタジスタ。1-0の前半20分に華麗なダイレクトヒールパスで好機を演出し、大歓声を浴びた。直後には「狙い通りだった」と自ら右足ボレーでネットを揺らす。天才と称されたプレーを随所に披露し、観客を魅了した。後半終了間際に交代すると、会場からは惜しみない拍手が送られた。
チームを3-1の勝利にけん引。マン・オブ・ザ・マッチに輝いた小野氏は、試合後の“ヒーローインタビュー”で「たくさんの人の前でプレーできて良かったし、気持ちよくゴールも決めさせてもらえた。プロとしてのキャリアは終わるけど、サッカーは続けていく。来年(駿河屋サッカー教室)も来るのでよろしくお願いします」とトークでもスタンドを沸かせ、笑顔で会場を後にした。【前田和哉】
○…サッカー教室では沢登正朗氏(53=清水ユース監督)らレジェンドに加え、J2清水MF乾貴士(35)や来季J1磐田MF古川陽介(20)ら現役Jリーガーが講師を務めた。小学4年~6年生の男女300人を対象に、ボールを「止める」「蹴る」の基本やドリブルなどを指導。沢登氏は「この中から日本代表に入るような選手が出てきてくれたらうれしい」と願った。